人気の旧車、ホンダCB400FOUR(408cc)に防犯対策としてディスクロックを装着したいと考えるオーナーは多いですが、「ABUS(アブス)のディスクロックが付けられるかどうか?」と迷うこともあるでしょう。本記事では、CB400FOURのディスク構造を踏まえて、ABUS製ディスクロックの適合性や注意点、実際の装着事例も交えて詳しく解説します。
CB400FOUR(408cc)のブレーキディスク仕様
CB400FOUR(408cc)は1970年代の名車で、フロントにシングルディスクブレーキを採用しています。ディスク径はおよそ260mm前後、厚みも現在のバイクに比べるとやや薄めです。
重要なのはディスクローターにピンロックを通せる穴が開いているかどうかですが、408ccモデルの純正ディスクには、現在主流のスリットやスリット穴がなく、穴なしのソリッドディスクであることが多いため、ディスクロック装着には注意が必要です。
ABUSディスクロックの種類と適合性
ABUSの代表的なディスクロックには以下のようなモデルがあります。
モデル | ピン径 | 適合目安 |
---|---|---|
ABUS 7000RS1 Detecto | 13.5mm | 穴付きローター向け |
ABUS 8077 Granit Detecto | 13.5mm | 大型バイク・穴付きディスク |
ABUS 305 | 5mm | 小型〜中型車用、ローター穴必要 |
いずれのモデルもローター穴が必要な構造となっており、408の純正ディスクには基本的に取り付けができない可能性が高いです。
CB400FOURに装着可能な防犯アイテムの選択肢
ピンロック式ディスクロックが非対応でも、防犯対策を諦める必要はありません。CB400FOURのオーナー向けには以下のような選択肢があります。
- U字ロックやチェーンロック:ホイールやフレームを対象に施錠可能
- ハンドルロックと併用:純正ハンドルロックと外部ロックを組み合わせる
- ABUS 37RK/70などの汎用南京錠:自作でステーと併用し、簡易固定可能
また、カバー+ロックの併用も効果的で、視覚的な抑止力にもつながります。
実例:CB400FOURにABUSロックを使ったユーザーの声
旧車専門のショップでは、「CB400FOURにABUS 8077を使おうとしたが、ローター穴がなく取り付け不可だった」という報告がありました。一方で、社外ローターに交換してピンロック対応にしている例も確認されています。
そのため、純正状態のままでは装着が難しく、どうしてもABUS製を使いたい場合は、ローター変更や、Uロック・チェーンタイプへの切り替えが現実的です。
まとめ:CB400FOURにはディスクロックより汎用ロックがおすすめ
ホンダCB400FOUR(408cc)の純正ディスクローターにはピンロック用の穴がないため、ABUSの一般的なディスクロックは装着できないことがほとんどです。
その代替として、U字ロックやチェーンロックの活用が現実的かつ有効であり、カバーやハンドルロックとの併用で防犯性も向上します。防犯意識を高く持ちつつ、旧車ならではの構造に合ったロック選びを行うことが重要です。
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