9月中旬の北海道ツーリングキャンプは、秋の爽やかさと冬の入り口の冷え込みが混在するシーズンです。特に9月13日からの1週間は朝晩の冷え込みが顕著で、万全な防寒対策が旅の快適さと安全を大きく左右します。本記事では、9月の北海道ツーリングにおける気温の目安、防寒装備、現地での過ごし方のポイントを詳しく解説します。
9月中旬の北海道の気温目安
9月13日頃の北海道(道東・道北含む)は、日中の気温が18〜23℃程度、朝晩は5〜10℃まで冷え込むこともあります。特にキャンプ場や標高が高いエリア(層雲峡・美瑛・知床など)は、体感気温がさらに低くなります。
また風が強い日や雨が降った日は、気温以上に寒さを感じるため、防風・防水性能も必須です。
ライディング時に必要な防寒装備
ツーリング中は走行風により体温が奪われやすくなります。以下の装備は最低限用意しておきたいアイテムです。
- インナーダウンまたはフリース(コンパクトに収納できる保温着)
- ウィンドブレーカー/オーバージャケット(防風性能重視)
- グローブは春秋用+インナーグローブも
- ネックウォーマー or バラクラバ
- 防寒タイツやオーバーパンツ
特に朝6〜9時、夕方以降は寒暖差が激しいため、重ね着で調整できる構成が望ましいです。
キャンプ泊で必要な寒さ対策
キャンプ泊ではライディング以上に寒さとの闘いになります。以下のギアを揃えておくことで、快適な夜を過ごせます。
- シュラフ:快適温度-5℃以下推奨(3シーズン用+インナーシュラフが理想)
- マット:断熱性の高いフォームマットやエアマット
- テント:スカート付き or 風を通しにくい構造
- 湯たんぽやホッカイロ(夜間使用や寝袋内に)
また、夜露や湿気が冷えを増すため、濡れない工夫と朝の結露対策も意識しましょう。
実例:9月に北海道を走ったライダーの声
「9月15日に帯広のキャンプ場に泊まったが、夜は6℃まで下がった。焚き火と湯たんぽがなければ寒くて眠れなかった」という声や、「日中はTシャツでOKでも、夜は完全冬装備だった」という報告も複数あります。
一方で「朝方の寒さがツーリング全体の印象を変えるほど堪えた。しっかりした装備で行くべきだった」との反省も見受けられます。
まとめ:秋の北海道は“冬の始まり”と考えるべき
9月中旬の北海道ツーリングキャンプでは、日中は秋、夜は初冬レベルの気温になると想定して防寒対策を準備しましょう。特にキャンプ泊がある場合、シュラフの性能と着るものの重ね着構成が重要です。
現地で装備不足に気づいても手に入りにくいことがあるため、出発前にしっかりと準備しておくことが、旅の満足度と安全を高めるカギとなります。
コメント