PCXのスマートキーが反応しない原因と対処法|予備キーが使えないときの確認ポイント

車検、メンテナンス

ホンダPCXシリーズは利便性の高いスマートキーを採用していますが、まれに予備キーが反応しないといったトラブルが報告されています。本記事では、PCX160(KF47)などでスマートキーが使えないときに考えられる原因と対処法をわかりやすく解説します。

スマートキーが反応しない主な原因

スマートキーが使えない場合、電池切れ登録情報の不整合通信異常などが考えられます。特に予備キーは長期間未使用で電池が劣化している可能性もあります。

たとえば、LEDが点灯する場合でも、微弱な電力しか出ておらずバイクとの通信ができないケースがあります。新品のCR2032電池に交換しても改善しない場合は、別の原因を疑う必要があります。

PCXのスマートキーの構造と登録

PCXのスマートキーは、イモビライザー登録によって本体側のユニットと通信を行う仕組みです。キーが反応しないということは、そもそも「車体側に登録されていない」可能性があります。

購入時に2本のキーが正常に登録されていたはずですが、バッテリー上がりの影響や修理時の初期化などにより、一部のキー登録が消失することも稀に報告されています。

キーが使えないときの確認ステップ

  • LEDが緑点滅しているか確認(点灯のみなら送信不可)
  • 電池を新品に交換しても動作確認
  • バイク本体の距離センサーにしっかり近づける
  • 登録済キーと予備キーで電波反応の違いを見る

予備キーが電波を発していても本体がそれを認識していない場合、登録が外れている可能性が高くなります。

再登録は可能?ディーラーでの対応

キーが未登録の状態である場合、再度登録が必要です。これは車体とキーの両方のIDを読み取り、イモビユニットに書き込む作業で、専用診断機が必要です。

ホンダの正規販売店やバイクショップで登録作業が可能ですが、一部店舗では新しいスマートキー購入を前提とした登録しか対応していないケースもあります。

実際の例:予備キーが未登録だったケース

あるユーザーは、新車購入時に付属していた予備キーを一度も使わないまま2年が経過。使用しようとした際に反応せず、ショップにて診断してもらったところ、「未登録キー」と判明しました。

この場合、キーのハードには問題がなかったため、再登録のみで復旧できたとのことです(費用:およそ4,000~6,000円)。

まとめ:登録状態の確認がトラブル解決のカギ

PCXの予備スマートキーが反応しない場合、単なる電池切れではなく登録されていないキーである可能性を考慮することが大切です。

バイク本体のイモビユニットには複数キーが登録できますが、何らかの理由で削除されていることもあります。まずはディーラーや専門店に相談し、再登録での対応を検討しましょう。

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