未登録の教習車(400cc)を一般道で走らせるための手続き完全ガイド|予備検査と登録の流れを解説

車検、メンテナンス

未登録の教習車を個人で購入し、公道で走行するには、法的な手続きを適切に行う必要があります。特に「予備検査」と「新規登録」は重要なステップです。本記事では、400ccバイクを例に、ナンバー取得までに必要な書類や手続きの流れをわかりやすく時系列でご紹介します。

ステップ1:書類の確認と必要書類の準備

まず最初にバイク販売者から以下の書類を入手・確認しましょう。

  • 譲渡証明書
  • メーカー発行の車両型式認定書(もしくは製造証明書)
  • 自賠責保険証(未加入なら後ほど加入)

これらが揃っていなければ予備検査や登録はできません。特に製造証明書がない場合はメーカーや代理店へ問い合わせが必要です。

ステップ2:予備検査とは何か?

予備検査は、ナンバーを取得する前に車両の保安基準適合性を検査する制度です。これにより、正式な登録手続き前でも車検を通すことが可能です。

予備検査を受ける主な理由は「未登録車にナンバーがなく、そのまま運輸支局に持ち込めない」ためで、トラックなどで車両を持ち込みます。

予備検査の受検先と検査内容

予備検査は主に運輸支局の車検場で受けますが、一部の認証整備工場でも可能な場合があります(検査代行)。

検査内容は以下のとおりです。

  • 灯火類の点灯確認
  • ホーン、ブレーキ、速度計、排ガス測定など
  • 車台番号の照合

予備検査に合格すると「予備検査証」が交付されます。これがナンバー取得の鍵になります。

ステップ3:新規登録とナンバー取得

予備検査証を取得したら、陸運局(運輸支局)での新規登録手続きに移ります。必要な書類は次の通りです。

  • 予備検査証
  • 譲渡証明書
  • 製造証明書
  • 自賠責保険証(加入済のもの)
  • 印鑑(認印で可)
  • 本人確認書類(免許証など)

窓口で手続きが完了するとナンバープレートが交付され、晴れて公道を走行可能になります。

ステップ4:自動車税と軽自動車届出済証の取得

400ccは「軽二輪」ではなく「小型二輪」に該当しますので、軽自動車税ではなく自動車重量税の対象です。

登録時に自動車重量税を納付し、ナンバー登録の際に必要な登録済証(車検証)が発行されます。これで一連の流れが完了します。

ステップ5:車両保険や任意保険の加入

公道走行には自賠責保険は必須ですが、事故のリスクに備え、任意保険にも加入するのが望ましいです。400ccクラスでは対人・対物補償が重要になります。

まとめ:未登録バイクを走らせるには段階的な準備が必要

未登録の教習車を公道で走らせるためには、書類の確認、予備検査、新規登録、保険加入の各ステップを順にクリアしていく必要があります。認証整備工場で相談すれば代行も可能なので、慣れない方はプロの力を借りるのも安心です。

手続きに不安がある場合は、国土交通省の公式案内ページなども参考にしながら、安全なバイクライフを始めましょう。

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