ツーリングの臨場感を動画に残したいとき、アクションカメラの取り付け位置は大きなポイントになります。バイク乗車中の視点や景色をいかに魅力的に撮るかは、取り付け場所と角度に大きく左右されます。この記事では、実際のライダーの使用例とともに、撮影場所ごとのメリット・デメリットを詳しく解説します。
1. ヘルメットマウント:目線に近い自然な映像
ヘルメット上部やサイド、顎部分にカメラを装着するスタイルは、ライダー目線の映像が撮れることで人気です。風景だけでなく、バイクの動きやライダーの目線移動もリアルに記録できます。
例:顎マウントに設置すれば、走行中の風切り音が軽減され、前方の映像がより安定して記録されます。特にGoPro用の専用マウントが豊富に販売されています。
2. バイク本体マウント:車体の一部から臨場感を演出
バイクのタンク、ステップ、リアシート、フロントフォークなどに取り付ければ、タイヤや地面が映り込み、スピード感や振動も伝わるダイナミックな映像が撮影できます。
注意点:取り付け位置によっては激しい振動や、エンジン音の干渉が大きくなるため、スタビライザー付きカメラや振動吸収マウントの併用が推奨されます。
3. 胸部マウント:バイクとの一体感ある視点
チェストマウント(胸部装着)では、ハンドルやメーターが映る一体感のある映像が特徴です。ヘルメットに比べて首の動きの影響を受けにくく、安定した視点が撮影できます。
また、ライダー自身が映りにくいため、プライバシーを重視したい方にも人気です。ただし、ライディング姿勢によってはカメラの映像がやや下向きになりがちなので角度調整が重要です。
4. リアマウントや後方視点:追い撮り風の演出も可能
バイク後方やタンデムバーなどに設置して後ろ向きに撮影すると、後続車や後方の風景がダイナミックに映る新鮮な視点になります。特にツーリング仲間と走っているシーンでは印象的な動画が撮れます。
さらに、ポールを使ってバイク後方から前方に向けた構図にすれば、追い撮り風のプロモーション映像のような仕上がりも可能です。
5. 取り付け場所別の比較表
位置 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ヘルメット | ライダー目線・自然な動き | 風切り音、重さが気になる |
バイク車体 | 迫力ある映像・ダイナミック | 振動が強く画質に影響 |
チェスト | 安定感・プライバシー保護 | 下向きの映像になりがち |
リア・後方 | ユニークな視点・追い撮り風 | 機材の固定に工夫が必要 |
おすすめのマウント選びと運用のポイント
最初の1台なら、ヘルメットの顎マウントが最もバランスが良くおすすめです。加えて、複数のマウントを使い分けて素材を撮ることで、編集の幅も広がります。
また、法令順守のためカメラの取り付けが視界を妨げないよう注意し、交通の安全とルールを守ることが前提となります。
まとめ|用途に合わせて取り付け位置を選ぼう
アクションカメラの取り付け位置によって、ツーリング動画の魅力や臨場感は大きく変わります。まずは自身のスタイルや目的に合ったマウントを選び、安全で楽しい撮影ライフを始めましょう。ゆくゆくは複数の視点からの撮影・編集にもチャレンジしてみると、動画の完成度も格段に上がります。
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