V MAX1200(特に後期モデル)のフロントフォーク内にあるカラー(スプリング上に位置するカラー)について、純正長さが知りたい方向けの記事です。社外サスペンションやオーバーホール時に役立つ情報をまとめています。
純正スペーサーの長さ(参考値)
まずは参考として、Progressive Suspension社の資料による純正相当スペーサーの長さを紹介します。
モデル | フォーク長 | スペーサー長 |
---|---|---|
V‑Max 1200(1985‑1992) | — | 4.25″(108 mm) |
V‑Max 1200(1993‑2007) | — | 8.37″(213 mm) |
ここから推察すると、後期型(1993年以降)の純正カラーは約213 mmが目安です。フォーク形状やカスタム仕様によって変わりますが、社外設定の基準にもなります。
実際に確認された寸法
V-Maxフォーラムでも実走確認による寸法が話題に。スポーツ向けのプリロード調整で「30 mm前後のスペーサーを使うと標準的」との声もあります。
“Aim for around 30 mm as an average but if you like it stiffer or softer you can add or subtract 5 mm or so.”
つまり、セルフカスタム時には+/-5 mmの範囲で微調整が可能ということです。
オーバーホールや社外スプリングを入れる際の注意
カラー長を変えるとプリロードに影響し、乗り味が変化します。
- 長くするとハード寄り、短くすると柔らかめに。
- スプリング交換とセットでカラー長も調整が必要です。
- 測定・切断時は正確に行い、短すぎは機能不全、長すぎはストローク喪失の可能性があります。
カラー長の測定方法
内筒からスプリング上端までカラーの全長を正確に計測します。
測定にはノギス・目盛り付き定規を使用し、誤差±1 mm以内に抑えるようにしましょう。
社外パーツ選定のポイント
社外スプリングメーカーでは、推奨スペーサー長を公表している場合があります。例としてProgressiveやRaceTechでは純正との差額を明記しているので、オーバーホール時はそちらを参考にしましょう。
まとめ
後期型V‑MAX1200の純正カラー長は約213 mmが目安ですが、社外カスタム時には用途に応じて±数mmの調整が推奨されます。オーバーホール時には必ず測定してから変更し、乗り心地や安全性を確保してください。
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