納車したばかりの新型プリウス60系にQMIドライグラスのメンテナンスキットを使ってお手入れ中でも、「光沢が物足りない」と感じ、市販コーティング剤の併用を検討している方も多いでしょう。そこでこの記事では、QMIドライグラスの仕組みや、市販剤との併用の可否、仕上がりをアップさせるコツをわかりやすく解説します。
QMIドライグラスとはどんなコーティング?
QMIドライグラスは、PTFE(テフロン)ベースの撥水性塗料コーティングで、水洗い&シャンプー洗車後にマイクロファイバーで拭き取るだけで5年の耐久性が謳われています。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
メーカー推奨のメンテナンスキットだけでも光沢維持と撥水性は十分ですが、条件(環境・洗車頻度)によっては“物足りなさ”を感じることもあります。
市販コーティング剤を使っても問題ない?注意が必要な理由
市販のワックス・シーラント・艶出し剤はQMI塗膜との相性や上乗せすることでの不具合(ムラ・汚れ拡散)が心配です。
特に「重ね塗り不可」と明示されていない塗膜同士を混ぜると、せっかくのPTFE膜が汚れやすくなることもあります。
どうしても艶が欲しい時の併用テクニック
併用する場合は、QMI塗膜が硬化・定着してから、別塗膜を乾いた状態でごく薄く「補助用」に使うのがポイントです。
例えば、QMI使用後1ヶ月以上空けてから、市販の艶出しスプレーを極薄塗り→拭き取りするとメリハリのある光沢を付与しつつ、主塗膜の性能も維持できます。
定期的なリフレッシュ効果を狙う場合
市販の「メンテナンス兼ツヤ出し剤」を使う場合は、半年~1年ごとにQMI原液を再塗布するサイクルを推奨します。
QMI膜は“自己修復する”とされますが、紫外線や酸性雨などで徐々に劣化するため、定期的にコート層を補充することで長期艶と保護性を保てます。
すでに市販コーティング剤を使ってしまった場合の対処法
- 塗膜同士がなじまずムラが出た際:中性クリーナーで軽く落としてから再コート。
- 撥水力が落ちた場合:軽く洗車後に「水だけ拭き取り」テストをして膜再形成を確認。
まとめ:併用OKでも“薄く・部分用”がコツ、基本はQMIメンテキットでOK
QMIドライグラスの基本メンテナンスキットだけでも、耐久・撥水・光沢性能は十分ですが、さらに上品な艶を求めるなら市販コーティング剤の併用も可能です。
ただし、「薄く」「補助的に」「膜が定着した後で」というポイントを守れば、膜のトラブルを避けつつ、理想の光沢を長く楽しめます。QMI本来の機能を損なわない使い方をすることで、新型プリウスの美しい新車感を持続させていきましょう。
コメント