年式の古い車や走行距離が10万キロを超えた車でも、想定外の高値がつくケースは実際にあります。今回は、平成22年式のホンダ・フィット(GE6)、13万キロ、フロントガラスにヒビありという状態で5万円の買取価格がついたというケースをもとに、「過走行車・低年式車でも売れる理由」と「さらに高く売るコツ」について解説します。
フロントガラスにヒビがあっても売れる理由
一般的に、車検前・走行距離が多い・ガラスにヒビという状態では、値がつかないと思われがちです。しかし、以下のような理由から買い取り価格がつくことがあります。
- 海外需要:アフリカ・東南アジア向けに古い日本車は高い人気があります。
- 部品取りとしての価値:エンジンやトランスミッションなど主要部品が再利用可能。
- リサイクル資源としての買取:鉄・アルミ・プラスチックなど素材価値がある。
5万円買取は高い?それとも妥当?
結論から言えば、車両の状態を踏まえると「高めの査定額」と言えます。走行13万キロ・ガラス破損・車検切れ間近という条件であれば、査定ゼロまたは廃車費用がかかる場合も少なくありません。
ただし、地域や業者によっては5万円以上で買い取るケースもあります。特に輸出販路を持つ業者は状態より型式や需要を重視するためです。
さらに高く売るための3つのコツ
同じ車でも査定額に大きく差が出ることがあります。以下の工夫でさらに高値を狙えるかもしれません。
- 一括査定を利用する:複数業者の査定を比較でき、競合で価格アップも。
- 輸出業者に直接売る:状態不問で買い取り可能なケースが多い。
- 車検残を活かす:残月数があれば「名義変更後すぐ乗れる」価値が加味される。
他の人の売却事例を参考にしよう
以下は同様の状態のフィットで実際に売却された事例です。
年式 | 走行距離 | 状態 | 買取価格 |
---|---|---|---|
平成22年 | 14.2万km | エンジン不調・外装傷多数 | 3.5万円 |
平成21年 | 12.8万km | 事故歴なし・車検切れ | 2.2万円 |
平成22年 | 13万km | フロントガラスヒビ | 5万円(今回の事例) |
まとめ
年式が古く走行距離が多くても、車にはまだまだ価値があるケースがあります。特にホンダ・フィットのような需要が高いモデルは、状態が多少悪くても輸出・部品取りで価格がつく可能性が高いです。
今回の「5万円」は決して奇跡ではありませんが、他業者と比較すればさらに高値が期待できた可能性もあります。売却前には一括査定や業者比較をおすすめします。
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