大型バイクの免許を取得する方法には、教習所を卒業して取得する方法と、運転免許試験場で一発試験に合格して取得する方法の2通りがあります。しかし実際には、試験場で合格する人の割合はごくわずかで、特に30歳以下となるとかなりレアな存在です。この記事では、免許取得方法の実情と、それぞれのメリット・デメリット、そして一発試験に挑戦するためのポイントを解説します。
大型自動二輪免許の取得方法は主に2つ
1. 教習所での取得:公安委員会指定の教習所で所定のカリキュラムを修了し、卒業検定に合格することで免許センターで取得できます。最も一般的な方法です。
2. 運転免許試験場での一発試験:いわゆる「試験場一発」と呼ばれる方法で、事前講習などはなく、いきなり技能試験に挑戦します。
試験場での一発試験、合格率はどのくらい?
実際の合格率は公的に統計が細かく出ているわけではありませんが、初回合格率は10%以下といわれています。さらに30歳以下の受験者で見ると、母数も少なく、取得者の1%前後という話もあながち誇張ではないでしょう。
合格するには、かなりのバイク経験や事前練習が必要とされ、「バイクの達人クラス」がようやく通るレベルです。
教習所の圧倒的な人気とその理由
教習所での取得が一般的なのは、以下の理由が挙げられます。
- 教官が丁寧に指導してくれる
- 実技試験も教習所内で行うためリラックスしやすい
- 卒業時に免許センターでの技能試験が免除される
費用は20万円前後かかりますが、確実に取得できるため選ばれています。
一発試験のメリットとデメリット
メリット:費用が抑えられる(数千円〜1万円台で受験可能)、時間がかからない可能性がある
デメリット:極めて合格が難しい、試験のたびに半日〜1日潰れる、メンタル的に消耗する
特にコースの事前練習ができないため、一発試験専用の練習場やスクールに通ってから挑戦する人が多いのが実情です。
一発試験合格を目指す人へのアドバイス
挑戦する価値は十分ありますが、以下の点を押さえましょう。
- 合格体験記を読んで試験内容を把握
- 民間の「一発試験対策教習」を利用
- 試験の採点基準(一本橋・スラローム・波状路など)を徹底練習
1回で合格できなくても、何度か挑戦して合格する猛者もいます。
まとめ:大型免許を試験場で取るのは可能だが難易度は高い
30歳以下で大型自動二輪免許を試験場一発で取得する人は、確かにレアケースです。しかし、不可能ではありません。費用と時間、精神的なコストを比較し、自分に合った方法で取得を目指すのがベストです。
挑戦する価値はありますが、安易な気持ちで試験場に行くと心が折れる可能性も。自信と覚悟を持って臨むなら、まさに「1/200の猛者」になれるかもしれません。
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