スクーターに乗っていると、ウインカーの消し忘れが意外と多く、気がつかないまま走ってしまうことも。特にアドレス125のような静かな車種では、ウインカー音が標準で鳴らないため、ブザー音を後付けしたいと考える方も多いのではないでしょうか。この記事では、アドレス125(最新モデル)のウインカーに「カチカチ音」や「電子ブザー音」を追加するための方法やおすすめ製品を解説します。
なぜアドレス125にはウインカー音がないのか?
アドレス125(特に2022年以降の新型)は、デザイン性やコストの関係でウインカー作動音(いわゆる“カチカチ音”)が省かれています。見た目はベスパ風でスタイリッシュですが、その反面ウインカーを消し忘れやすくなるという欠点があります。
これを補うには、後付けで「ウインカーブザー」や「電子リレー」を追加するのが一般的な対応方法です。
ウインカーブザーとリレーの違い
ウインカーブザーは、既存のウインカー配線に割り込ませて「ピッピッ」や「ビービー」といった電子音を鳴らす装置です。比較的安価で簡単に取り付けられます。
ウインカーリレーは、ウインカーの点滅を制御する部品で、これ自体にカチカチ音が出るタイプもあります。LED化されたウインカーにも対応できる製品も多く、ブザーとは異なる物理的な音が特徴です。
おすすめのウインカーブザー・製品例
- エーモン 1586 ウインカーブザー
12V車用で、ウインカーのプラス線に接続するだけ。価格は1,000円前後。 - POSH Faith「電子ウインカーリレー+ブザー内蔵タイプ」
LED対応の2ピンまたは3ピン式。音量も控えめで上品。 - デイトナ ウインカーブザーキット
取り付けサポートが丁寧で、初心者にも扱いやすい構造。
どの製品も12V対応で、アドレス125に適合する構成です。ただし年式やLEDウインカーの有無によっては別途抵抗器が必要な場合もあるため、事前に確認しましょう。
取り付け手順と注意点
基本的な取り付けは、ウインカーの配線にバイパス接続して電源を取るだけです。以下は一般的な流れ。
- フロントカウルまたはシート下を外して、ウインカー配線を露出させる
- 左右のウインカー信号線を見つけ、ブザーの+線を接続(左右共用の場合はダイオードが必要)
- ブザーの−線をボディアースに接続
- 固定して元通りに組み立てる
ウインカー信号の取り間違いやダイオード未使用による誤作動には要注意です。配線に自信がない場合は、バイクショップでの取付(工賃目安:3,000〜6,000円)を検討するのもよいでしょう。
音量や音質にも好みがある
ブザーの音は製品によってかなり違います。電子音タイプ(ピーピー音)は耳に届きやすく、消し忘れ防止に効果的です。一方、物理的な「カチカチ音」は控えめで気にならない程度の存在感があります。
静かな住宅街での使用を考えると、控えめな音量設定が可能な製品や、内部で音量調整できるタイプを選ぶのがベターです。
まとめ:アドレス125にウインカー音を追加するのは簡単で効果的
アドレス125にウインカー音を追加する方法は、「ウインカーブザー」を配線に割り込ませるだけの簡単作業です。カスタム初心者でも比較的手軽に取り付けられるうえ、消し忘れの防止に大きく貢献します。
見落としがちな安全性を補うパーツとして、ぜひウインカーブザーの導入を検討してみてください。
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