BNR32・S15・ER34の中で今後価値が上がる車は?投資目線で見るスポーツカー市場の展望

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近年、旧車ブームの加熱により、1990年代〜2000年代前半に登場した国産スポーツカーの価値が世界的に再評価されています。特に日産のBNR32(スカイラインGT-R)、S15 specR(シルビア)、ER34 25GT-Tなどは、国内外のコレクターからも高い注目を集めています。これらのモデルの中で「今、どれを優先して買うべきか?」という視点で、今後の価格動向や特徴を整理してみましょう。

BNR32 スカイラインGT-R:投資対象としての王道

1990年代初頭に登場したBNR32は、“R”の称号を冠した初代現代GT-Rであり、日産のRB26DETTエンジンを搭載した伝説的なモデルです。全日本ツーリングカー選手権での活躍もあり、「ゴジラ」の愛称でも知られる存在。

すでに国内ではタマ数が少なく、コンディションの良い個体はプレミア化が進んでおり、海外輸出(特にアメリカ)による流出も続いています。300〜1000万円を超える価格帯の取引も珍しくなく、投資対象としての安定感は抜群です。

S15 シルビア specR:ドリフト人気と希少性の高まり

S15は2002年で生産終了しており、国産FRスポーツの終焉を象徴するモデルです。SR20DETエンジンと6速MTの組み合わせにより、走行性能も高く、特に若年層のドリフト層から根強い人気があります。

近年は北米でも人気が高まり、価格もじわじわと上昇傾向にあります。カスタムベースとしての需要も高く、純正度の高い個体ほど高値がつく傾向があります。

ER34 スカイライン25GT-T:“GT-R風”人気で再評価中

BNR34と似た外観を持ち、RB25DETエンジンを搭載したER34は、GT-R風のルックスを持ちながら価格を抑えられるモデルとして人気上昇中です。特に5速MT仕様は希少で、中古価格も200〜400万円台へと上昇しています。

ただし、ER34はBNR32やS15に比べてコレクター性がやや低めで、投資より「所有して走る楽しさ」を重視したい方向けといえます。

今後の値上がり予測と市場動向

最も値上がり余地が大きいのはS15とも言われています。BNR32はすでに高騰しきった感があり、手が届くうちに確保するなら「今すぐ」でも遅くないでしょう。

一方でS15はまだ300〜500万円台と比較的入手可能で、今後海外市場での人気次第でBNR32級の価格帯に突入する可能性も指摘されています。

選ぶ際のチェックポイントと注意点

いずれの車種も事故歴の有無・錆・エンジンの状態・純正度の高さが価格に直結します。特にBNR32は30年以上前の車両のため、オーバーホール歴などの整備履歴が明確なものを選ぶのが安心です。

S15・ER34も過走行車は避け、今後のメンテナンスコストも視野に入れて選びましょう。加えて、任意保険の加入条件や維持費の確認も忘れずに。

まとめ:どの車も「今が最後のチャンス」かも

BNR32・S15 specR・ER34 25GT-Tの3車種はいずれも今後さらに価値が上昇する可能性を秘めた名車です。それぞれ魅力が異なり、用途や目的によって「買うべき一台」は変わってきます。

投資・コレクションを重視するならBNR32、将来性重視ならS15、手頃さと走行性能を兼ねるならER34が選択肢です。どれにしても、今が買い時であることは間違いありません。

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