KD‑CE110のような原付スクーターで「クラッチオイルって何を買えばいいの?」と迷う方は多いでしょう。バイクのクラッチとブレーキ液は同じ?という疑問もあり、特に古いモデルでは説明書に記載がない場合もあります。この記事では、適切なオイル選びの方法と注意点を具体的に紹介します。
クラッチオイル=エンジンオイルが基本
スクーターや原付の多くは乾式クラッチではなく、エンジンオイルで潤滑されています。つまり「クラッチ専用オイル」というのは存在せず、通常のエンジンオイルで代用できます。
例えばKDX220などのバイクでは、トランスミッションにもエンジンオイル(SAE 10W‑30/10W‑40)を使用します:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
KD‑CE110におすすめのオイル粘度
KD‑CE110のエンジン構成(小排気量2ストローク)を考えると、SAE 10W‑30または10W‑40クラスのエンジンオイルが適しています。冬場も柔らかく潤滑しやすいため、2スト混合用でも大丈夫です。
選ぶポイントは「JASO MA」規格などの摩擦特性が明記された二輪用オイル。摩擦調整剤が入っておらずクラッチへの影響を抑えられます。
ブレーキ液とは用途が全く違う
バイクのブレーキ液(DOT3/4など)は高温・高圧対応で、クラッチやエンジンへの使用は厳禁です。クラッチオイルとしてブレーキ液を使うのは完全にNGで、部品トラブルや故障リスクが高まります。
誤って混合されないように、用途に応じて油種を明確に分けて保管しましょう。
選び方まとめ&ブランド例
- 10W‑30または10W‑40の二輪エンジンオイル(JASO MA規格)
- 2スト対応なら混合でも可(原付のエンジン構造に適合)
- おすすめブランド:ホンダ G1/G2、ヤマハ YAMALUBE、カストロール 2T、カワサキ4スト用でも代用可
これらはホームセンターやバイク用品店、ネット通販で簡単に入手できます。
古いモデルに合うオイル交換の手順
古いスクーターではオイル交換も重要です。まずはクラッチカバーを外してガスケットを確認し、旧オイルを完全に交換しましょう。
メーカー指定量が不明な場合は、オイルパンで古い油を完全に抜いた後、約700〜900 mlを目安に少しずつ注入し、油面を確認しながら調整してください。
まとめ:ブレーキ液ではなく100%エンジンオイルでOK
KD‑CE110のクラッチには、ブレーキ液ではなく適切な粘度のエンジンオイル(10W‑30~40、JASO MA規格)を使用するのが基本です。誤った油種を使うと故障の原因になるため、信頼できるブランドの二輪用オイルを選びましょう。
古いモデルでも、オイル交換手順を守ればメンテナンスは簡単。クラッチもエンジンも長持ちさせて、安全な走行を楽しんでください。
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