フェアレディZ(Z34)に憧れる若者は多いですが、現実的に18歳・手取り20万円で維持できるかは慎重に見極める必要があります。この記事では、Z34の購入・保険・維持費などを踏まえて、若者が夢のクルマを所有できるのかを現実的に検証します。
Z34(フェアレディZ)の基本情報
Z34は日産が誇る本格スポーツカー。3.7L V6エンジンを搭載し、FR(後輪駆動)のダイナミックな走行が魅力です。
中古市場では年式やグレードにもよりますが、車両価格200万前後から購入可能。ただし本体価格のほかに諸費用・税金・保険料が発生します。
18歳での任意保険料はかなり高額
18歳・スポーツカー・車両保険付きの条件では任意保険が年間30〜50万円前後かかることが一般的です。
特に初めての名義で等級が「6等級(新規)」、さらにスポーツカーは事故リスクが高いと見なされるため保険料は跳ね上がります。
Z34の維持費シミュレーション
項目 | 月額目安 |
---|---|
任意保険 | 30,000〜45,000円 |
ガソリン代(燃費7km/L、月500km走行) | 12,000円前後 |
駐車場代(地方想定) | 5,000円 |
自動車税・整備・車検等 | 積立で月1.5万円〜 |
合計月額:6〜8万円前後が現実的な維持費の目安になります。
200万円予算の落とし穴
200万円の予算でZ34を購入してしまうと、手元に維持費やトラブル時の資金が残りません。特に年式が古い個体はメンテ費用もかかるため、購入時に予備費を確保することが重要です。
カスタムも考えているなら、なおさら資金には余裕を持つべきです。
現実的な選択肢とステップアップ戦略
「いきなりZ34」は難しくても、最初は維持の安いMT車(スイフトスポーツ・ロードスターNB/NCなど)でドライビングスキルを磨くのも有効なステップです。
その後、収入が上がった段階でZ34にステップアップするのもひとつの手。実現性と安全性を両立した選択が将来的な満足度につながります。
まとめ:Z34は夢のある車、だからこそ計画的に
18歳・手取り20万円でもZ34を買うことは可能ですが、保険や維持費を考えると非常にタイトな家計になります。維持費を毎月計算し、無理のない範囲で所有することが重要です。
将来的にZ34オーナーになるために、まずは軽量MT車で経験を積むのもおすすめです。夢は叶えるもの。そのために「準備」が大切です。
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