16歳になると取得できるバイク免許には「原付免許」と「小型二輪免許(AT/MT)」があります。どちらを選ぶべきか迷う高校生も多いはず。この記事では、免許取得にかかる時間・費用・運転の自由度・将来性などの観点から、原付と小型二輪の違いやメリット・デメリットを徹底解説します。
原付免許の特徴とメリット
原付免許は「50cc以下」のバイクに乗れる免許で、16歳以上であれば最短1日で取得可能です。筆記試験に合格すれば免許が交付されるため、費用も1万円前後と安価で、手軽にスタートできます。
特に通学やアルバイト先への移動手段としては便利で、バイク本体も安価なモデルが多く、高校生にとってコスパの良い選択肢といえます。
原付の制限と注意点
原付には以下のような法的な制限があります。
- 最高速度30km/h(速度制限標識に関わらず)
- 二段階右折の義務(特定交差点)
- 自動車専用道路は通行不可
これらの制限により、実際の交通状況では不便さを感じやすいという声も。特に都市部では車の流れに乗れず、危険を感じることもあります。
小型二輪免許の魅力と自由度
小型二輪(125cc以下)は、AT限定も選べ、最高速度60km/hで二段階右折なしと普通車と同じように走行可能です。走行性能も高く、高速道路以外ほぼすべての道を走れます。
スクーターでも余裕ある加速性能があり、長距離移動や坂道もスムーズ。燃費もよく、保険料も安いため、日常使いからツーリングまで快適です。
小型二輪の取得費用と日数
小型二輪免許を教習所で取得する場合、費用は8万~12万円程度が目安です。通学であれば1~2週間、合宿なら最短3日程度で取得可能です。
高校の規則でバイク通学が禁止されている場合でも、免許取得だけは可能なケースも多いため、事前に確認するとよいでしょう。
原付と小型、実際に選ばれているのは?
近年は125ccクラスの利便性の高さから、小型二輪を選ぶ若者が増えています。例えば、
・原付から小型ATに乗り換えた高校生:
「交通の流れに乗れるから安全で、走っていて楽しい。もう原付には戻れない」
・最初から小型ATを選んだ大学生:
「通学でも遊びでも使えるし、維持費も意外と安くて驚いた」
といった声が多数見られます。
高校生が免許を取る際の注意点
高校によってはバイク免許取得に許可が必要な場合があります。無断取得で懲戒対象となることもあるため、必ず学校へ確認しましょう。
また、未成年が教習所に通う場合、保護者の同意書が必要になることもあるので、事前に確認・準備を整えておくとスムーズです。
まとめ:通学目的なら原付、将来性や快適性なら小型
通学や一時的な移動手段が目的なら、安価で取得が簡単な原付も有効ですが、快適性・安全性・将来性を重視するなら小型二輪がおすすめです。
少し高い費用と日数がかかりますが、バイクの選択肢も広がり、より自由な移動手段として活用できます。将来的に中型・大型二輪を目指す方にも、小型から始めるのは良いステップになるでしょう。
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