キムコスーパー9sに流用可能なチャンバーはある?互換性のある車種や取り付けの工夫を徹底解説

カスタマイズ

台湾メーカー・キムコのスポーツスクーター「スーパー9s」は、デザイン性や走行性能に定評がありますが、パーツ供給の少なさがネックになることも。特にチャンバー(排気管)は国内流通が少なく、カスタムを考えているユーザーにとっては悩みのタネです。この記事では、スーパー9sに流用できる可能性のある他車種のチャンバー情報や、装着時の注意点を詳しく解説します。

スーパー9sに適合するチャンバーは少ないのが現状

スーパー9sは海外市場がメインの車種で、国内向けのアフターパーツが限られています。そのため、専用品として販売されているチャンバーは非常に少ないのが実情です。

しかし、エンジン構造やマウント位置が似ている他車種のチャンバーを流用することで、取り付けが可能になる場合があります。

流用の可能性がある車種とは?

キムコ・スーパー9sのエンジンは、ホンダ系のAF34/35(ライブディオ)とは異なり、ミナレリ横型エンジンに近い構造を持っています。そのため、以下のような車種用のチャンバーが比較的流用しやすいとされています。

  • ヤマハ JOG系(3KJやSA16Jなど)
  • アプリリア SR50(ミナレリ横型エンジン搭載モデル)
  • ヤマハ BW’S(旧型2ストモデル)

ただし、取り付けボルトのピッチやステー位置、マフラーステーの加工が必要なケースが多いため、ボルトオンでの装着はほぼできません。

流用する際の注意点と加工ポイント

チャンバーを流用するには、以下のような点に注意が必要です。

  • マウントの位置:フレームとの干渉やマフラーステーの取り回し確認
  • フランジ径:エキパイ接続部のパイプ径が合っているか要確認
  • 角度・クリアランス:サイドスタンドやリアブレーキとの干渉がないか

溶接機材やサンダーを使って、ステー位置を修正する必要がある場合もあります。マフラージョイント部にガスケットを追加したり、金属バンドで固定することもあります。

装着事例とカスタムの参考情報

実際にスーパー9sにチャンバーを取り付けたユーザーの中には、ヤマハJOG用チャンバーをステー加工+溶接で対応したという例や、アプリリアSR50の中古チャンバーをベースにマウントを延長したという声もあります。

また、台湾・中国系のバイクショップやオークションサイトで「KYMCO Super 9 exhaust」などの検索ワードで海外製チャンバーを探すと、輸入品で適合する商品が見つかることもあります。

どうしても見つからない場合の代替案

もし流用チャンバーの取り付けが難しい場合は、以下のような選択肢も検討できます。

  • 純正マフラーを加工して抜けを改善
  • ワンオフチャンバーの製作を依頼(費用は高め)
  • ヤフオク・メルカリなどで中古パーツを探す

また、一部の海外通販サイト(AliExpress、eBayなど)では、スーパー9s用と明記された商品も見られるため、海外取り寄せも視野に入れてみましょう。

まとめ:スーパー9sに流用できるチャンバーは存在するが加工は必須

キムコ・スーパー9sに合うチャンバーは非常に少ないものの、ミナレリ横型エンジン対応の車種用チャンバーが流用候補となります。とはいえ、取り付けにはステー加工や取り回し調整がほぼ必須であり、完全なボルトオン装着は難しいと考えておくのが無難です。

カスタムの自由度は高いものの、安全性や耐久性を確保するためには、確実な固定と排気効率の確認を行いましょう。最終的にはバイクショップでの相談や、実績のあるユーザーの装着例を参考にするのが安心です。

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