PCXに大型リアボックスを装着することで積載力が大幅にアップし、通勤やツーリングに便利になります。しかし、55Lクラス以上になると重量や風の影響でリアキャリアが不安定になりやすく、揺れや破損のリスクも高まります。本記事では、大型リアボックスの安定した取り付け方法とおすすめのリアキャリアを紹介します。
PCXに大容量リアボックスを装着する際の課題
純正や汎用リアキャリアは通常30〜40L程度までのボックスを前提に設計されています。そのため、55L以上の大型ボックスを取り付けると以下のような問題が起こりやすくなります。
- 走行中にリアボックスが揺れて不安定
- キャリアの金属疲労による折損
- 最悪の場合、ボックスごと脱落する
特に、リアキャリアの取り付け部が貧弱なものは注意が必要です。
リアキャリア選びのポイント
安定した取り付けを実現するには、以下の点に注目してリアキャリアを選びましょう。
- 車種専用設計(PCX専用)であること
- スチール製や厚めのアルミなど耐荷重構造
- フレーム補強ステーが付属しているか
- 耐荷重10kg以上の表記があるもの
また、リアボックス自体が大きい場合は、リアシート部に干渉しないよう、適度に高めの設計になっているものが望ましいです。
おすすめのリアキャリア(PCX用)
以下に、実際にPCXで大容量リアボックスを使用しているユーザーにも好評な製品を紹介します。
- キジマ リアキャリア(PCX専用)
堅牢なスチール製で耐荷重も高く、補強構造がしっかりしています。 - GIVI SR1166 リアキャリア
GIVIボックスと相性抜群。別売のベースプレートを使えば最大58Lまで安定して載せられます。 - デイトナ マルチウイングキャリア
アルミ製で軽量ながら剛性が高く、荷物用ゴムバンドにも対応。
これらは通販サイトやバイク用品店で取り扱いがあり、レビューも多く安心して選べます。
取り付け時の注意点
リアキャリアを強化しても、取り付け方次第で安全性が左右されます。以下の点に注意しましょう。
- 取付ボルトのトルク管理を行う
- 振動緩衝用のゴムワッシャーなどを使用する
- 定期的に緩みチェックをする
- ボックスの中に重い物を偏って収納しない
特に高速道路や長距離走行の際は、走行前後に必ず点検を行うことが重要です。
リアボックス選びにも工夫を
ボックス自体も軽量で丈夫な製品を選ぶことが、揺れ防止につながります。おすすめは。
- GIVI B47/B58:堅牢で取り外しも簡単
- SHAD SH58X:容量可変式で使い勝手◎
- KAPPA K53N:高耐久・コスパ良好
いずれも、専用のベースプレートと併用することで剛性が増し、取り付けの安定性も向上します。
まとめ:PCXに大容量リアボックスを安定して使うために
55LクラスのリアボックスをPCXに装着する場合、安定性と安全性を確保するにはリアキャリアの強度と取付方法が非常に重要です。安価な汎用品ではなく、車種専用設計で耐荷重表記のある信頼性の高いキャリアを選びましょう。また、ボックスとベースプレートの相性や装着後の点検も忘れずに。
リアボックスで快適な積載ライフを送るためにも、信頼できる製品と正しい取り付けで、安心安全なバイクライフを楽しみましょう。
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