LA650タントの純正エンジンスターターが動作しない原因と対処法|後付け装備との関係も解説

中古車

中古で購入したLA650Sタントに搭載されていた純正エンジンスターターが、購入当初は問題なく使えたのに、数ヶ月後に動作しなくなった場合、考えられる原因はいくつかあります。特に後付け装備や電装系の変更が絡んでいる場合、慎重な対応が必要です。

エンジンスターターが動作しない主な原因

まず、スターターが作動しない原因としてよくあるのは次の通りです。

  • 車両バッテリーの電圧低下
  • リモコンの電池切れ
  • セキュリティ機能の誤作動(ドアやボンネットの閉め忘れ)
  • ボンネットセンサーの不具合
  • 後付けパーツによる干渉

特に注目すべきはボンネットセンサーです。スターターが作動する条件として、ボンネットが完全に閉じていることが必要です。ここに後付けのアイドリングストップキャンセラーなどを接続した場合、センサーが誤作動する可能性があります。

アイドリングストップキャンセラーが原因となる可能性

キャンセラーをボンネットセンサーに接続した場合、センサー信号を誤認識させてしまい、ボンネットが開いていると車両が判断することがあります。この状態では、スターターの作動は安全上ブロックされます。

実際に、同様のケースで「アイドリングストップキャンセラーを取り外したらスターターが使えるようになった」という事例も報告されています。まずは配線状態や接続方法を見直し、可能であれば一時的にキャンセラーを外して確認してみましょう。

スターターの自己診断モードを確認する

多くの純正エンジンスターターには、LEDランプやブザーなどでエラー原因を自己診断できる機能があります。取扱説明書に記載された点滅パターンを確認し、どのエラーに該当するかをチェックしてみましょう。

例えば「点滅3回」ならボンネット未閉が原因というように、診断内容が明記されている場合があります。

バッテリーやキー側の確認も重要

意外と見落としがちなのが、リモコンキーや車両バッテリーの電圧です。バッテリーが弱っていると、スターターは正常に信号を送受信できません。特に中古車は購入から時間が経っていることが多いため、一度バッテリーの電圧を点検することをおすすめします。

リモコンキーの電池が弱っていても、スターターが反応しない原因になるため、交換してみる価値はあります。

点検・修理はディーラーでの相談が安心

後付け装備が絡む不具合は、素人判断で対処するのが難しいケースがあります。特に電装系は複雑な配線が絡むため、一度ダイハツ正規ディーラーや整備工場に相談するのが確実です。保証期間内であれば、純正装備の不具合として無償対応される可能性もあります。

ディーラーでの診断では専用テスターを使ってエラー内容が確認できるため、より正確な原因特定が可能になります。

まとめ:純正スターターの不具合は後付け装備と関係することも

LA650タントの純正エンジンスターターが急に作動しなくなった場合、ボンネットセンサーや後付けキャンセラーとの相性が原因となっている可能性があります。自己診断やバッテリー確認を行い、それでも解決しない場合は、ディーラーでの診断を受けるのが最も安全で確実な方法です。

今後、社外パーツを取り付ける際には純正装備への干渉を考慮し、安全に配慮した取り扱いを心がけましょう。

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