バイクのステアリング部に赤サビ発生!MT-25などで見られる錆対策とメンテナンス方法

カスタマイズ

バイクの保管環境や使用状況によって、金属部分に赤サビが発生することは珍しくありません。特にMT-25などのネイキッドタイプの車種では、ステアリングボルト周辺やハンドルポスト内部などが露出しているため、サビの進行が気になるユーザーも多いでしょう。本記事では、赤サビの原因とリスク、そしてDIYでできる具体的な対処方法を紹介します。

ステアリングボルト周辺に赤サビが出る原因

赤サビの発生は、主に鉄素材が空気中の酸素と水分に反応することで起こります。特にステアリングボルトが差し込まれている筒状部分(ステムホールやトップブリッジ周辺)は、雨水や湿気が溜まりやすく、乾きにくいためサビの温床となりがちです。

また、洗車後に水が完全に切れていなかったり、湿気が多い場所に駐車していることもサビの促進要因となります。MT-25のような車種では、構造上メンテナンスが行き届きにくい箇所に錆が出やすい傾向があります。

赤サビを放置するとどうなる?

初期の赤サビは表面だけの酸化で済むことが多いですが、放置すると腐食が進行し、部品の強度低下や機能障害につながる可能性があります。特にステアリング周辺は操縦に直結する重要部位なので、サビによる強度劣化は大きなリスクです。

過去には、ステムホール内のサビによりボルトの固着や脱着困難に発展した例も報告されています。そのため、サビは軽視せず早めに対処することが大切です。

赤サビの除去方法と予防処置

軽度の赤サビであれば、ワイヤーブラシや耐水ペーパー(#600〜#1000)で軽くこすることで除去可能です。その後、パーツクリーナーやIPA(イソプロピルアルコール)で拭き取りましょう。

除去後には、防錆スプレーやシリコンスプレーを薄く塗布し、水分が残らないようにすることが再発防止のカギです。また、錆転換剤(黒錆化処理剤)を使って酸化の進行を止める手もあります。

DIYメンテナンス手順の実例

  • 1. ワイヤーブラシやサンドペーパーで赤サビを丁寧に落とす
  • 2. パーツクリーナーで洗浄
  • 3. ウエスで乾拭き
  • 4. 錆転換剤または防錆コーティング剤を塗布
  • 5. 数時間乾燥させる

作業時は、マスキングテープで周辺を保護すると塗布剤が不要な場所に付着せず仕上がりがきれいです。

今後の予防と保管の工夫

赤サビ予防には、日常的な拭き取りや乾燥が重要です。特に雨天走行や洗車後は、ステアリング周辺の水分をウエスでしっかり取り除きましょう。

また、青空駐車の場合は、ハンドルカバーや防水カバーの使用を検討することで湿気から守ることができます。さらに、月に一度はステム周辺の点検をする習慣をつけておくと、初期サビの発見・対処がしやすくなります。

まとめ:早期発見と定期メンテナンスがサビ対策のカギ

MT-25をはじめとするバイクは、ちょっとした油断で赤サビが進行してしまうことがあります。特に操縦系統に関わるステアリング部のサビは、安全性に直結します。早期発見と定期的な点検・防錆処理によって、愛車のコンディションを長く保つことが可能です。

DIYでもできる処置は多いので、気づいたときにはすぐに対策を講じるよう心がけましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました