シグナスX 4型は、街乗りでもツーリングでも扱いやすい人気のスクーターですが、少しでも速くしたいという欲はバイク乗りなら誰しも感じるもの。今回は、「難しいことは苦手、でも速くしたい」という方向けに、初心者でも手を出しやすく、費用も比較的安価なカスタムアイデアをご紹介します。
まずは吸気系を見直す:エアフィルター交換
簡単に手を出せる代表的なカスタムが、エアフィルターのハイフロータイプへの交換です。純正のものより吸気効率がよく、燃焼効率アップが期待できます。
例えばデイトナやK&Nといったメーカーのスポーツフィルターなら、ボルトオンで交換可能。価格も3,000〜5,000円ほどと比較的手頃です。
点火系の強化:イリジウムプラグに交換
地味に効果が出るカスタムとして、プラグの交換もおすすめです。イリジウムプラグは点火性能が高く、始動性や加速のスムーズさが向上します。
NGKやDENSOの製品であれば信頼性も高く、1,500円前後で購入可能。エンジンを開ける必要もないため、初心者でも交換しやすいパーツのひとつです。
CVTセッティングの小技:ウェイトローラーの見直し
既に純正に戻しているとのことですが、ウェイトローラーの重さを微調整することで、加速特性や最高速に変化を与えることができます。
例えば純正が12gなら、11gや10gに変更してみると、出だしが軽くなり加速力がアップする傾向があります。数千円で入手できるパーツなので、予備として複数の重さを揃えてテストしてみるのも手です。
スロットルレスポンス改善:スロットルワイヤーの調整
意外と見落としがちですが、スロットルワイヤーの遊びを最適化することで、レスポンスが良くなることがあります。
特に中古や長く乗っている車両はワイヤーが緩んでいることがあるので、調整ネジで適度に締めるだけで反応が改善されることも。費用はほぼゼロ、でも効果を体感できるお手軽カスタムです。
小技ながら効く!空気圧とオイル管理
タイヤの空気圧を適正に保つこと、そしてエンジンオイルの管理も意外とスピードに直結します。空気圧が低いと転がり抵抗が増え、燃費や加速に悪影響を与えます。
また、オイルが劣化しているとエンジンの回転が重くなり、パワーダウンの原因にも。高性能オイル(例:ワコーズやMOTUL)に交換するだけで、体感的な変化を得られることも多いです。
「無理なく」「無駄なく」カスタムを楽しもう
フルコンや大掛かりなセッティングが難しい場合でも、手軽な工夫だけでシグナスXの性能は十分に引き出せます。
- ハイフローエアフィルター
- イリジウムプラグ
- ウェイトローラー調整
- スロットルワイヤー調整
- 空気圧・オイル管理
これらを組み合わせることで、低予算かつ初心者でも無理のないステップアップが可能になります。
まとめ:楽しみながら自分だけの一台を仕上げよう
「速くしたいけど難しいのは苦手」という場合でも、工夫次第でレスポンスや加速感を十分に改善することができます。まずは手を出しやすいパーツや整備から試し、自分のバイクに合ったセッティングを見つけてみましょう。
安全第一で、あなたらしいカスタムライフを楽しんでください!
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