トヨタ車のドアモール・サイドバイザー周りのトラブル事例と対処法

車検、メンテナンス

愛車を長く乗っていると、思わぬ部分に経年劣化が見られることがあります。特に、外装パーツであるサイドバイザーやドアモール(ドアの上部にある銀色の装飾部)は、洗車機や気候の影響を受けやすいパーツです。今回は、トヨタ・カローラスポーツをはじめとするトヨタ車におけるこうしたトラブルとその対処方法について解説します。

ドア上部のモールが剥がれる原因とは?

ドアの上部にある銀色のモールやガーニッシュ部は、素材によっては両面テープやクリップで固定されています。長年の使用により、以下のような原因で浮きや剥がれが生じることがあります。

  • 紫外線や雨風によるテープの劣化
  • 高圧洗車機の水圧やブラシによる衝撃
  • 寒暖差による収縮・膨張による浮き

5年目という使用年数であれば、素材の経年劣化が始まる時期でもあり、特にサイドバイザーを後付けしている車両では取り付け部に負荷がかかることもあります。

実際に起きているトラブルの例

カローラスポーツに限らず、アルファードやプリウスなどのトヨタ車でも同様のトラブル報告は見受けられます。SNSや車種別掲示板では以下のような事例が共有されています。

「洗車後に助手席側のモールが浮いていた」、「バイザーがドアを開閉するたびに引っかかるようになった」など。こうしたトラブルはガソリンスタンドの整備士などが両面テープで補強する応急処置をするケースもありますが、根本的な修復とはいえません。

ディーラーでの対応と費用感

ディーラーではこうした装飾パーツの再接着や交換に対応しており、以下のような対応が取られるのが一般的です。

  • モールの脱着・再接着(工賃2,000円〜5,000円程度)
  • 新品モールへの交換(部品代含め10,000円前後)
  • バイザーも同時に調整・交換する場合は追加費用発生

5年以内であっても保証対象外になることが多く、消耗品扱いされることが一般的です。ただし、取り付けミスなどが明らかな場合は無償修理になる可能性もあるため、まずはディーラーに相談しましょう。

自己補修する場合のポイント

DIYでの補修も可能ですが、次の点に注意しましょう。

  • 自動車用強力両面テープを使用する(3Mやセイワ製など)
  • 作業前に脱脂(アルコール系クリーナーで油分除去)
  • 完全に接着するまで24時間はドアの開閉を避ける

また、浮きやすい部分は軽く加圧しながらマスキングテープで固定しておくと密着性が向上します。

今後の予防とケアの方法

今後のトラブルを防ぐには、以下のようなケアを心がけましょう。

  • 高圧洗浄を避け、手洗い洗車を基本にする
  • モール部はやわらかいスポンジで優しく洗う
  • バイザーやモールの接着面に定期的な点検を行う

特に冬場や梅雨時期は接着剤の劣化が進みやすくなるため、早期発見が重要です。

まとめ:早めの対応で安心ドライブを

カローラスポーツなどのトヨタ車でドアモールやサイドバイザー周辺の浮きや剥がれが起きた場合、経年劣化の可能性が高いとはいえ、放置すれば水の侵入やさらなる破損につながります。ディーラーでの点検・修理、あるいは正しい方法でのDIY補修を行い、愛車を安全・快適に保ちましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました