大型トラックのドレスアップや日差し対策として人気の高いフロントバイザー。特にセノプロ製のフロントバイザーはルックス・機能性ともに評価が高いパーツですが、取付には一部車種で穴あけ加工が必要になるケースもあります。この記事では、いすゞギガ ファイブスターにおける取付方法と注意点を詳しく解説します。
■セノプロ製フロントバイザーとは
セノプロ(SENOPRO)は、大型トラック向けのバイザー・ステンレスパーツを多く手がけるメーカーです。ギガ用バイザーも複数タイプがあり、ステーによる固定方式を採用しています。
取り付けに使うステーは基本的に4本構成で、車両のキャブ上部に固定する必要があります。しかし、一部のギガ(特にファイブスターモデル)では純正ではステーを差し込む穴が用意されていない場合があります。
■穴がない場合はどうする?加工の必要性
ステーを固定するための穴がボディ側に存在しない場合、基本的にはバイザーの形状に合わせて車体側へ穴あけ加工が必要です。これはセノプロ製品に限らず、アフターパーツ全般に共通する仕様です。
車両に穴を開けることに抵抗がある方も多いですが、しっかり位置決めを行い、錆止め処理を行えば問題は起きにくいです。ただし、加工を伴う取付はDIYよりも専門業者に依頼するのが安全です。
■穴あけ加工時の注意点と手順
- ステーの位置合わせを慎重に行う(バイザーを仮合わせし、左右対称に)
- ドリルで穴を開ける前に、センターポンチでマーキング
- 貫通後、錆止め処理・コーキング処理を行う
- ステーはしっかりとトルク管理して固定
また、走行中の風圧によるバイザーのバタつきを防ぐためにも、締結力は重要なポイントになります。
■実際の取り付け事例
ある整備工場では、2022年式のいすゞギガファイブスターにバイザーを取り付けた際、車体側には穴がなく、ステー用に4ヶ所穴あけ加工を施したとの報告があります。作業は2人で3時間ほどで完了し、取付後もガタつきなく仕上がったそうです。
その際は、ステンレス製の皿ビス+防水ゴムワッシャーを使用して雨水侵入防止処理を徹底。外観の違和感もなく、ユーザーにも好評でした。
■DIYと業者依頼、どちらが良いか?
DIYが可能な方であれば、電動ドリル・金属用ビス・錆止め剤などを準備して取り付けることもできます。しかし、作業中のミス(ズレや貫通ミス)はボディ損傷や雨漏りの原因にもなります。
車体加工に自信がない方は、トラック用品取扱店や整備工場に依頼するのが安心です。取付料金の目安は1万〜2万円前後(工賃のみ)ですが、正確な見積もりは事前に確認しましょう。
■まとめ:穴あけ加工は前提、施工は慎重に
いすゞギガ ファイブスターにセノプロ製フロントバイザーを取り付ける際、車体側にステー用の穴がない場合は加工が必要です。作業は慎重な位置決めと防錆処理が求められるため、DIYでも施工可能ですが、可能であれば業者に依頼するのが無難です。
見た目と機能性を両立するためにも、正しい手順と適切な道具で、安全に取り付けを行いましょう。
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