タフトGターボの燃費が悪い？燃費リセットの効果と見直したいポイント

新しく車を購入した際、「思っていたより燃費が悪い」と感じる方は少なくありません。特に軽SUVであるタフトGターボは、走行条件や運転スタイルによって燃費が大きく変動するため注意が必要です。本記事では、燃費リセットの効果や見直すべきポイントを解説します。

タフトGターボのカタログ燃費と実燃費の違い

ダイハツ・タフトGターボのWLTCモード燃費は約20.5km/L（2WD）です。しかし、これは試験上の理想的な条件での数値であり、実際の走行では14〜17km/L前後になることが多いです。

特に高速道路やアップダウンの多い道では燃費が悪化しやすく、山道走行や荷物が多いとき、エアコン使用時にも影響があります。

燃費計をリセットすると、直近の燃費情報だけを表示するようになります。これは、過去の燃費データに引きずられず、現在の走行状況の燃費を正しく把握するために役立ちます。

たとえば、大阪〜長崎のような長距離移動で高速巡航を含む燃費と、日常の市街地走行の燃費が混在していると、正確な現状把握ができません。燃費リセットで走行状況ごとの比較や見直しが可能になります。

これらのポイントを意識するだけで、2〜3km/Lほど改善するケースもあります。

例えば「大阪から長崎まで満タンで2回給油した」という場合、高速を含めた片道およそ800km前後の走行で、満タンで300〜350kmほどしか走れていないとすれば、実燃費は約10〜12km/L前後になります。

これはターボモデルで高速走行が多いときの平均的な実燃費として妥当であり、車体特性と風の影響、運転の仕方が影響している可能性が高いです。

◆タフトGターボは加速力に優れる一方で、燃費は乗り方や使用環境によって大きく変動します。

◆燃費リセットは「感覚」ではなく「実態を把握する手段」として活用すると、運転改善につながります。

◆走行条件・気候・タイヤ圧・エアコン使用などの影響を知り、できる範囲で改善することで燃費向上は十分可能です。