FJクルーザーのリフトアップは調整できる?TGS X-Fangスプリングの特性と選び方のポイント

カスタマイズ

FJクルーザーのカスタムにおいてリフトアップは人気のチューニング手法の一つです。特にTGS(Tactical Gear Studio)製のX-Fangリフトアップスプリングは、品質と実績から多くのユーザーに選ばれています。本記事では、F3/R2インチ仕様のX-Fangスプリングの調整の可否や実際の使い方、注意点をわかりやすく解説します。

TGS X-Fangリフトアップスプリングの基本仕様

X-FangはTGSが手がけるリフトアップスプリングで、FJクルーザー用にはフロント3インチ、リア2インチを基準としたセットが存在します。この数値は“目安”であり、装着車両の重量バランスやパーツ構成、タイヤサイズなどにより実際のリフト量には若干の差が出ます。

例えば、フロントにウインチバンパーや大型スキッドプレートを装着している車両では、実際のリフト量が予定より少なくなることもあります。

フロント2インチ、リア1インチに調整は可能?

リフト量の調整は、基本的にスプリング単体では難しいとされています。TGS X-Fangは設計段階でリフトアップ量が決まっているため、スプリング単体で2インチ/1インチなど任意の高さに「微調整」することはできません。

ただし、車高調整式のショックアブソーバーと併用することで、ある程度の微調整は可能になります。たとえばKingショックやICON製ショックには調整機構があり、X-Fangと組み合わせて理想のバランスに近づけることが可能です。

車高調整にこだわるならスペーサー活用も

細かな調整をしたい場合は、スプリングシートスペーサーの併用も有効です。たとえば、フロントに1インチダウンのスペーサーを入れて2インチ相当にするなどの工夫ができます。

ただし、スペーサーを入れる場合はショックストロークやアライメントへの影響を十分に考慮する必要があります。過剰なリフトやアンバランスな車高配分は乗り心地やタイヤの摩耗にもつながります。

リフトアップ後の注意点とセットアップ例

リフトアップ後は必ず4輪アライメントを実施しましょう。キャンバーやキャスター角がズレたままだと、直進安定性やタイヤ寿命に大きな影響を与えます。また、ドライブシャフトやブレーキホースのテンション確認も欠かせません。

具体例として、X-Fang F3/R2+Bilstein 5100で構成されたFJクルーザーでは、フロントがやや高くなりがちです。このため、フロントに1インチダウンスペーサーを入れて前後バランスを取るユーザーもいます。

まとめ:理想の車高を実現するには「組み合わせと設計」が重要

TGS X-Fangスプリングは高品質でリフト量も安定している反面、単体では細かな車高調整はできません。フロント2インチ・リア1インチといった構成を実現したい場合は、ショックアブソーバーやスペーサーを上手に組み合わせることで対応可能です。

FJクルーザーはパーツ選びの自由度も高く、カスタムの楽しさが広がる車両です。目的に合ったパーツ構成で、快適かつカッコいいリフトアップスタイルを目指しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました