YAMAHA TZR125の3TYモデルに、2UT(2RMベースのフルカウル仕様)のアッパーカウルを装着できるか悩む方へ。この記事では互換性から必要な部品、注意点までを整理しています。
2UTと3TYの基本的な違い
まずモデル構成ですが、TZR125は87~97年まで複数のバリエーションがあり、2UTと3TYは共に初代世代に属しますが、スタイルや構成パーツは微妙に異なります。2UTはベルガルダ製フルカウル仕様、3TYは後期型で17インチフォークやディスクブレーキ装備 :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
つまり、ベースフレームの形式は近いため流用できる可能性がありますが、カウル形状の微細な調整点が存在します。
互換性のあるパーツとその調達
ネットオークションでは「TZR125フルカウル車(2UT)用アッパーカウルセット」が出回っており、取り付けボルトやステーが欠品している場合も多いです :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
具体的には、3TYフレームでもステー位置がそろえば装着できる可能性がありますが、ボルト穴の位置や幅・高さの確認が必要です。
実例・作業ポイント
愛好家ブログにも、2UTカウルを3TYの足回りパーツと組み合わせた例があります :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
ポイントは、①ステーのボルト位置が一致するか、②ヘッドライト形状にズレが出ないか、③スクリーン部の角度調整が必要か―といった点です。
調整例:ボルト穴加工
取り付け穴が若干ズレる場合は、ステー側にスリット加工を入れたり、スペーサーやワッシャーで調整する方法が採られています。
装着時の注意点
⚠️注意:FRP製品の場合、経年により割れや歪みが発生していることがあるため、現物チェックは必須です。
また、左右のフィッティングに差が出る可能性があるため、仮付けしての確認と小加工を前提に準備すると安心です。
まとめ
3TYに2UTのアッパーカウルを装着することは技術的に可能ですが、ボルト位置や穴位置の微調整、材質状態の確認が条件となります。ネットで部品を探す場合は「ステー付き」「ボルト共」などの記載や写真情報を重視しましょう。
仮に穴位置がズレても、スリット加工やワッシャー+スペーサーで対応できる実例が多く、挑戦の価値はあります。
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