HKSメタルキャタライザーは車検に通るのか?JQR認証の有無がカギ

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HKSメタルキャタライザーなどの社外触媒は、性能と環境基準の両立を求めるユーザーに人気ですが、「車検に通るかどうか」という点では慎重な確認が必要です。特に「JQR認証番号」の有無が審査のポイントになるため、今回はその理由や実例を詳しく解説します。

JQR認証とは?車検との関係

JQR認証とは、国土交通省に登録された認証機関が発行する排出ガス基準適合の証明番号です。この番号が刻印されているパーツは「保安基準に適合している」とみなされ、構造変更なしでも車検に通る可能性が非常に高くなります。

一方、JQR番号が無い場合、車検時に排ガス試験が必要となる可能性があり、合格しないと保安基準不適合となります。

HKS品番「33005-AF014」の概要

HKSのメタルキャタライザー「33005-AF014」は一部車種向けの高性能スポーツキャタライザーとして販売されています。カタログ上は車検対応として記載されているモデルもありますが、「JQR認証番号が明記されていない」製品は注意が必要です。

ユーザー報告によると、同品番でも初期ロットや海外流通品にはJQRプレートが無いものがあり、「HKS刻印と品番表示はあるがJQR刻印がない」ケースでは検査官の判断で不合格となることもあります。

現物にJQRプレートがないと車検は厳しい?

結論から言えば、JQRプレートや認証番号が物理的に確認できない場合、「確実に車検に通る」とは言えません。店頭スタッフの証言だけではなく、現物の刻印や付属書類の有無を自分で確認することが大切です。

過去には、同一品番でもロット違いで認証の有無が異なることも報告されており、特に中古購入時には注意が必要です。

代替手段と確認のコツ

・まずはHKS公式に問い合わせて「33005-AF014」の認証状況とJQR番号の有無を確認しましょう。

・取り扱い説明書や保証書にJQR番号記載がある場合、写真を撮っておくと車検時の説明に役立ちます。

・どうしても不安な場合は、JQR認証付きでプレートや書類が明確な新品・認証品を選ぶのが無難です。

車検通過の可能性を高める工夫

どうしてもその製品を使用したい場合、次のような対策で車検通過の可能性を上げる方法があります。

  • 整備工場と事前に相談し、構造変更申請の準備を進める
  • ユーザー車検でなくディーラー車検や認証整備工場に依頼し、事前チェックを受ける
  • 純正キャタライザーを一時的に戻し、車検後に再度装着する

ただし、これらはあくまで「グレーゾーン」を回避するテクニックであり、法令に適合した状態での使用が大前提です。

まとめ:JQR認証の有無が車検通過の鍵

HKSメタルキャタライザーは高性能で人気の製品ですが、JQR認証番号が物理的に確認できないと、車検通過が非常に厳しくなることがあります。とくに中古購入では、見た目や価格よりも「証明があるか」を最優先に考えることが重要です。

購入前には公式情報の確認や現物チェックを怠らず、確実に車検を通したい方は、認証番号がはっきり刻印されている品を選ぶようにしましょう。

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