朝の発進時に「キィーッ」というブレーキ音に驚いたことはありませんか?特にVOXY70のようなミニバンでは、車重や使用頻度によってブレーキまわりに負担がかかりやすく、ちょっとした変化でも気になるものです。本記事では、朝だけ発生するブレーキ鳴きの原因と、パッド残量との関係を詳しく解説します。
朝一だけ鳴るブレーキ音の主な原因とは
朝の数回だけブレーキが鳴くという現象は、湿気やブレーキディスクの表面のサビが関係していることが多いです。特に夜間に雨や露があった場合、ディスクに薄いサビ膜が形成され、その除去のために初動で音が発生します。
これは安全上の問題ではなく、短時間で解消される鳴きであれば多くの場合は心配いりません。ただし、ブレーキパッドやディスクの劣化が進行している場合もあるため、定期点検は欠かせません。
1.5年前に3.5mmだったパッド、今はどうなってる?
一般的にブレーキパッドの交換目安は3mm前後とされています。あなたのVOXYが1年半前に3.5mmで、そこから1万km走行しているならば、既に2mmを切っている可能性もあります。
走行環境によって摩耗速度は異なりますが、都市部でのストップ&ゴーが多い運転をしていると、より早く減る傾向があります。
パッド交換で音は改善するのか
パッドが減ってくると、パッドの摩耗警告金具がディスクに接触し、鳴きを発生させる場合があります。そのため、パッドを交換することで音が解消する可能性は十分にあります。
ただし、ディスクローターが摩耗していたり傷んでいると、新品パッドを付けても鳴きが継続することがあります。可能であればローター研磨か交換も検討しましょう。
異音の放置は危険?放っておくリスク
異音を放置すると、パッドの摩耗限界を超えて金属部分がディスクに接触し、ディスクを削ってしまう恐れがあります。こうなると修理費用は大きくなり、安全性も損なわれます。
また、ブレーキの効きにも影響するため、朝だけとはいえ、異音が続くようであれば早めの点検をおすすめします。
点検のタイミングと費用の目安
ブレーキパッドの点検は、無料で実施してくれる整備工場やカー用品店も多くあります。パッド交換の費用は車種によって異なりますが、VOXY70の場合、前後でおおよそ1.5万〜2.5万円が相場です。
工賃や部品代は店舗により異なるため、オートバックスやイエローハットなどで見積もりを取り比較してみましょう。
まとめ
朝一のブレーキ鳴きは湿気や軽いサビによる一時的なものかもしれませんが、1.5年前にパッド残量が3.5mmだったVOXY70なら、パッドの寿命が迫っている可能性があります。
早めの点検とパッド交換を行うことで、異音の解消だけでなく、安全性も確保できます。小さな音も見逃さず、大切な車を長く安全に乗るための第一歩を踏み出しましょう。
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