ヤンマー6LY2-STのエンジンオイル量と交換時のポイントを徹底解説

車検、メンテナンス

船舶用ディーゼルエンジンとして高い信頼性を誇るヤンマー6LY2-ST。プレジャーボートや業務艇などで広く採用されているこのエンジンは、適切なオイル管理が寿命や性能に直結します。本記事では、6LY2-STのオイル容量の基本から、交換時の注意点や推奨オイル、さらに運用の実例までを詳しくご紹介します。

6LY2-STのエンジンオイル容量は何リットル?

ヤンマー6LY2-STのエンジンオイル容量は、約13.0リットル(オイルフィルター交換時)が目安です。フィルターを交換しない場合は約12.5リットル前後となります。

ただし、搭載状況やオイルパンの形状により微妙に前後するため、あくまで参考値とし、最終的にはディップスティックで油量を確認することが大切です。

オイル交換の推奨サイクルと注意点

ヤンマーの公式推奨では、オイル交換は100時間ごとまたは年1回が目安とされています。オイルフィルターはオイル交換2回に1回、または200時間ごとが基本です。

高負荷や短距離の繰り返し運転を行う場合は、より頻繁な交換が望ましいとされています。特に夏場の高温運転後は劣化が早まるため注意が必要です。

使用するオイルの種類とグレード

推奨されるオイルは、API分類でCFまたはCF-4、SAE粘度グレードで15W-40のディーゼルエンジン用オイルです。

ヤンマー純正の「Yanmar Genuine Oil」や「Mobil Delvac」「Shell Rimula」などの船舶向けオイルが広く使われています。使用環境(外気温や用途)によっては粘度の変更も検討してください。

オイル交換の作業手順と実例

6LY2-STのオイル交換は、基本的に以下の手順で行います。

  • エンジンを数分間暖機してオイルを柔らかくする
  • ドレンからオイルを抜き取り(ポンプを使用することが多い)
  • オイルフィルター交換(必要に応じて)
  • 新品オイルを規定量注入し、ディップスティックで確認

あるマリーナでの事例では、バキュームポンプを使用して排出作業を行い、約12.8リットルのオイルを交換。費用はオイル代+フィルター代+工賃で2.5万〜3万円程度でした。

オイル交換時のトラブルを防ぐポイント

オイルの入れすぎはブローバイガスの増加や白煙の原因になるため、必ずディップスティックで確認してください。

古いオイルをしっかり抜き取ることが肝心。ドレンボルトが使えない場合は、専用ポンプを使って丁寧に吸引しましょう。

まとめ:6LY2-STのオイル管理は信頼性維持の要

ヤンマー6LY2-STのエンジンオイル容量は約13リットル。適切なタイミングと方法での交換は、エンジンの寿命延長とトラブル防止に直結します。

作業に不安がある場合は、ヤンマーの正規サービス店や、船舶整備のプロに相談すると安心です。定期的なメンテナンスで、快適で安心なマリンライフを楽しみましょう。

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