ゼファー400系におけるスロージェット(パイロットジェット)は、アイドリング〜低速域での燃調を司る重要な役割を担います。特にキャブセッティングを見直す際には、純正番手を把握しておくことが出発点になります。
🔧 純正のスロージェット番手
純正ではゼファー400(ZR400C系、C1〜C6含む)でスロージェットは#102 と #105の組み合わせで使用されます。ミクニやケーヒン製キャブとの適合情報でも同様に刻印されています。
例えば、ZR400C‑300001以降のモデルもC5含めて同様です。[参照]
📈 番手変更の目的と効果
番手を大きくすると低速域での混合気が濃くなり、逆に小さくすると薄くなります。純正の状態から#102→#105等、少し濃くする方向への変更は、吸気や排気の変更を伴ったカスタム時に効きます。
実際、パワーフィルターやマフラー交換後、アイドリング不安定な場合に#102→#105、#105→#108などへ交換するユーザーは多いです。
⚠️ 番手変更の注意点と調整実例
番手を替えると低中速の吹け上がりや回転のつながりに影響します。アイドリングの安定性が損なわれることもあるため、エアスクリューやクリップ位置などと併せて調整が必要です。
たとえば、#35番など極端な番手変更をするとアイドリングがスカスカになり、レスポンス悪化に直結することもあります。
🛠 調整の基本手順
- 純正番手(#102・#105)を確認し、現状のセッティングを把握
- 吸排気変更時はまず1〜2番上の番手に交換し、アイドリングと低速の調子を確認
- エアスクリューで混合気濃度を微調整
- ニードルクリップ位置も合わせて最適化
✅ 結論まとめ
・ゼファー400(C5含む)のスロージェット純正番手は#102と#105
・カスタム時は1〜2番上の番手変更が一般的
・交換時はアイドリングや中低速の調整を細かく確認することが大切です。
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