ホンダ・PCXの人気カラー「パールマゼラニックブラック」は、その美しい深みのある艶が魅力です。しかし同時に、拭き傷や雨ジミが目立ちやすいという難しさも抱えています。本記事では、ブラックカラーのPCXを長く美しく保つために、ガラス系コーティングを中心としたお手入れ方法をわかりやすく紹介します。
◆ブラック塗装はなぜ傷が目立つ?
艶ありブラックは塗膜の反射が強く、小さな擦れや拭き傷でも光の加減で白く浮き出て見えます。特に乾拭きや汚れたままのクロスで拭くと、簡単にヘアライン傷が残ってしまいます。
そのため、「いかに洗車時の摩擦を減らすか」と「コーティングで表面を保護するか」が重要なメンテナンスポイントです。
◆ガラス系コーティングの効果とメリット
ガラス系コーティングを施工することで、PCXの塗装面に硬く透明な保護被膜を形成できます。これにより。
- ・小傷や水垢の付着を軽減
- ・汚れが落ちやすくなる
- ・深みのある艶を維持
といったメリットが得られます。自分で施工できる製品でも十分に効果があり、コストパフォーマンスに優れています。
◆おすすめのDIYコーティング剤
例えば以下のような製品は、初心者でも扱いやすく、バイクにも使用可能です。
【参考商品】CRYSTAL PROCESS ガラスコーティング剤は、拭き取りが軽く、PCXの樹脂パーツにも対応。1本で数回施工でき、コスパも良好です。
施工前には脱脂洗車をし、乾燥させたうえでコーティング剤を施工→24時間は雨水を避けて保管するのが理想です。
◆カーポート保管でも気をつけたい点
カーポートの下であっても、雨風の吹き込みやホコリ、花粉、鳥フンの影響は避けられません。
そのため以下の対策がおすすめです。
- ・週1〜2回の簡易洗車(シャンプー洗車+クロス仕上げ)
- ・マイクロファイバークロスを複数用意して使い分け
- ・日差しの強い時間を避けて洗車する
特に乾いた状態での拭き取りは避け、水分がある状態で拭くことで微細な傷の発生を減らせます。
◆ブラックとホワイトの維持性比較
PCXのカラー選びで迷う要素のひとつが「拭き傷や汚れの目立ちにくさ」。
ホワイト:細かな傷は目立ちにくいが、黒ずみや水垢が目立ちやすい
ブラック:艶が美しいが、微細な傷やホコリが目立ちやすい
いずれも定期的な手入れが前提ですが、コーティングを前提にすればブラックでも十分に維持可能です。
まとめ
PCXの「パールマゼラニックブラック」はコーティングを活用すれば、艶と深みを長期間楽しめるカラーです。自分で施工できるガラス系コーティング剤は、コストを抑えつつ確かな効果を発揮します。
洗車の頻度やクロスの扱い方など、基本的な手入れに気を配ることで、艶ありブラックでも美しい状態をキープできます。見た目の高級感を楽しみながら、丁寧なメンテナンスを習慣化してみましょう。
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