GSX400E(ゴキ)逆車キャブ不調を解消するセッティング完全ガイド

車検、メンテナンス

GSX400E(別名ゴキ)GK53C逆車に乗っている方向けに、キャブの不調とジェット・ニードル交換の実例を交えて解説します。

キャブの基本構造と各部品の役割

GSX400Eはミクニ製双キャブを採用しており、各部品で効く領域が重なります。

パイロットジェット:アイドリング〜ごく低速
ニードル:中開度(街乗り域)
メインジェット:全開域の燃調調整に用います【参照】

症状から見る調整ポイント

冷間時ドキュン回復、温まるとストール…中間~全開域の燃料不足が疑われます。

実例:アイドリングOK・中間濃い・全開薄い ⇒ ニードルのテーパー変更で中間を絞り、併せてメインジェット交換が有効【参照】

推奨セッティング例とジェット番手

純正仕様をベースに調整するケースが多いです。

GS400E(類似)の初期セッティング例:パイロット42.5番、メイン87.5番、油面27.1 mmなど【参照】

逆車GK53Cでは社外キットとしてGP用に
・メイン:155〜180番
・パイロット:標準よりやや濃い42〜45番
・ニードル:クリップ段数をテーパー強のR針に変更することで中間改善↔全開調整のバランスが取れました【参照】

各部品の取り外しと調整のコツ

フロートバルブピン:固い場合は潤滑剤を吹いて時間置き、ピン先端をマイナスで軽く持ち上げ→回す流れで慎重に。

ニードルジェット:トップカバー+ダイヤフラムを外し、ニードルと一体で引き出す。

メクラ:パイロットジェット上のメクラは純正仕様の場合あり。外すかは薄い燃調ならそのままでOK。

実際の調整ステップ

  1. アイドルと低速チェック→スロージェット調整
  2. 中速域チェック→ニードル位置・段数を変更してテーパー調整
  3. 全開チェック→メインジェット番手交換
  4. 走行テストとプラグ・排気音の確認(白~黒で濃淡判断)

まとめ

GSX400E逆車のキャブ不調は、単にメインジェットのみでなく中間域を司るニードル調整が鍵。

社外キットや実例に倣って段階を踏めば安定、快適な吹け上がりが得られます。

焦らず、丁寧に一つずつセッティングを見直してみましょう。

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