サブウーファーを接続したのに音が小さすぎて物足りない――。特にナビ本体にウーファー設定がないMM517D-Wでは、出力不足を感じるユーザーも多いです。この記事では、MM517D-Wとアルパイン製アンプ・サブウーファーの組み合わせで音が小さい場合の原因と対処法について解説します。
MM517D-Wにはサブウーファー出力設定が存在しない?
日産純正ナビ「MM517D-W」は、サブウーファー専用出力端子が無い仕様です。そのため、サブウーファーの出力レベルをナビ本体で調整することができません。これは市販ナビやハイエンド機と異なる点です。
この場合、アンプに音声信号が正しく届いていなかったり、レベルが不足していたりする可能性があります。
配線方式によって音量が大きく変わる
ナビとアンプの接続には「RCA(ライン出力)」と「スピーカーライン出力(ハイレベル入力)」の2種類があります。MM517D-WにはRCA出力が基本的にないため、ハイレベル入力対応アンプを使用する必要があります。
例えばアルパインのアンプにハイレベル入力端子がある場合、スピーカー出力から分岐して接続します。この接続が不十分だったり、左右の出力しか取れていなければ、信号が弱くなり、ウーファーの出力も小さくなります。
アンプのゲイン設定を見直す
アルパイン製アンプには「ゲイン(入力感度)」の調整ノブがあります。これが初期値や低めに設定されていると、音量が極端に小さくなります。
適切な調整方法は「通常の音量でナビを鳴らしながら、アンプ側のゲインを徐々に上げていく」こと。決して最大からスタートしないよう注意してください。
サブウーファーリモコンだけでは音量調整は不十分
サブウーファー付属のリモコンは主に「調整用」であり、アンプのゲインが適切でなければ出力は増えません。つまり、リモコンを最大にしてもアンプ側が適切に調整されていないと音は出ません。
車側のスピーカー配線の取り方にも注意
車両側のスピーカー配線をどこから取ったかも重要です。たとえば、リアスピーカーから取り出すと左右バランスの影響で音量が低くなる場合があります。フロントスピーカーからステレオ信号を取る方が理想的です。
プロに依頼して再調整も検討を
「DIYで配線した」「量販店でやってもらったが説明が不十分だった」などの場合、オーディオ専門店で一度確認してもらうのも選択肢です。特に車両配線・ナビ・アンプの組み合わせによって適切な調整が必要です。
まとめ:原因はナビではなく接続や設定の可能性が高い
MM517D-Wとアルパインのウーファーを接続して音が小さいときは、次のポイントを再確認しましょう。
- アンプがハイレベル入力対応か
- ナビ→アンプの配線が適切か
- アンプのゲイン設定が正しいか
- 車両側スピーカー出力の取り方
サブウーファーの本来の迫力を得るためには、設定と接続を見直すことが最も効果的です。
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