教習所での運転練習は、限られた時間の中でスキルを身につける大切な機会です。しかし実際には、教習時間が数分残った状態で教官の運転に切り替わったり、車庫で待機するような状況が発生することがあります。今回は、こうした教習時間の使い方が適切かどうか、また残り時間を活用する工夫について解説します。
教習時間は1コマあたり50分が基本
教習所での教習は通常1コマ50分で構成されています。この50分には、運転時間だけでなく、教官からの説明や指導内容の振り返りなども含まれます。
そのため、教習終了の5分前には帰庫(車庫へ戻る)や教官のまとめの時間が設けられることが多く、実質的な運転練習の時間は45分程度になることも珍しくありません。
残り時間に教官が運転するケースはある?
はい、あります。特に次の教習スケジュールが詰まっている場合や、教習生の運転技術によって帰庫に不安があると判断された場合、教官が運転を代わって車庫まで戻ることは制度上問題ありません。
ただし、その後無言での待機になると、教習生側としては「もっと教えてほしかった」「練習したかった」という気持ちが残ることも理解できます。
指導員の対応は適切だったのか?
教習所や教官によって対応には差がありますが、残り時間に関しても本来は「その時間でできる教習」や「口頭でのアドバイス」などを行うのが望ましいとされています。
万が一、待機のみで何の指導もなかった場合は、次回以降の担当指導員に不満点を伝えることも可能です。教習所の受付に申し出れば、指導員の変更やフィードバックの共有が行える場合があります。
教習時間を最大限に活用するコツ
- 事前に「今回練習したいこと」をメモして伝える
- 教習終了時に質問する時間を意識的に作る
- 次回の教習前に復習しておく
教習所は、あなたが運転を安全に学ぶための場所です。消極的にならず、疑問があればその場で聞く姿勢が大切です。
また、「この時間、何か練習できますか?」と自分から声をかけることで、残り時間を有効に使える可能性も高まります。
まとめ
教習所での時間配分は、スケジュールの都合や教官の判断により変動することがあります。残り時間に指導がないケースも制度上NGではありませんが、教習生として納得がいかない場合は遠慮なく相談するのがおすすめです。
貴重な教習時間をムダにしないためにも、次回の教習では能動的に学ぶ姿勢を持ち、残り時間までしっかり活用していきましょう。
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