原付AF79タクトベーシックのフェイスドライブが外れない?原因と外し方、必要工具を徹底解説

車検、メンテナンス

原付スクーターのメンテナンスはDIYで対応できる範囲も多く、特にドライブベルトの点検や交換は走行性能に直結する重要な作業です。今回は、ホンダAF79タクトベーシックにおいてフェイスドライブ(ドライブフェイス)が外れなくなってしまった場合の原因と対処方法、必要な工具、そして整備工場に依頼した場合の費用相場までを解説します。

フェイスドライブとは何か?

フェイスドライブとは、CVT(無段変速機)の駆動系にあるパーツで、プーリーの一部を構成しています。ドライブベルトの外側を挟み込む形で装着されており、加速や変速性能に関わる重要な部品です。

タクトベーシックAF79型は、空冷4ストロークエンジンでFI仕様のため、比較的新しい設計ですが、フェイスドライブの構造自体はシンプルで、ある程度の整備経験があれば扱える部分でもあります。

フェイスドライブが外れない原因は?

フェイスドライブが外れなくなる主な理由には、以下のようなものがあります。

  • プーリーシャフトと固着してしまっている(水分やグリス切れ)
  • ワッシャーやカラーが噛んでいる(組み込み時の位置ズレ)
  • 再装着時にベルトが噛んで正しく締まっていない

加速が悪くなった直後であれば、再組み立て時の締め方やベルトの位置ずれが原因で、テンションが変にかかって抜けなくなった可能性があります。

フェイスドライブの正しい外し方

フェイスドライブを外す際は、以下の手順で作業を進めます。

  • センターのナット(プーリーナット)をインパクトレンチまたはユニバーサルホルダーで緩める
  • ナット・ワッシャーを外し、フェイスドライブを手前に引き抜く
  • 固着している場合はプーラーまたはゴムハンマーで優しく打診

もしそれでも動かない場合は、CRC-556などの潤滑剤を軽く吹き付けてから数分待って、再チャレンジしてみましょう。

あると便利な工具一覧

DIYでの整備におすすめの工具を紹介します。

  • インパクトレンチ(電動 or 空圧)
  • プーリーホルダー(ユニバーサルホルダー)
  • 14mmまたは17mmのソケットレンチ
  • パーツクリーナー・潤滑スプレー
  • ゴムハンマーまたはプラスチックハンマー

インパクトレンチがない場合は、プーリーホルダーで回転を抑えながらメガネレンチでナットを回す必要があります。

バイクショップに依頼した場合の費用目安

自力での取り外しが難しい場合、バイク専門店に依頼するのも選択肢です。主な費用相場は以下のとおり。

  • フェイスドライブ脱着のみ:3,000~5,000円
  • ベルト点検や清掃込み作業:5,000~8,000円程度

場所や店舗のポリシーにより多少前後しますが、軽整備であれば1万円以内で収まることが多いです。

まとめ:無理せず、安全な方法での整備を

AF79タクトベーシックのフェイスドライブが外れない場合、組み付けの状態やシャフトとの固着が原因の可能性があります。正しい工具と手順で対応すれば自力で解決可能なことも多いですが、不安な場合は専門店への依頼も検討しましょう。

DIY整備を楽しむ際は、安全と確実性を第一に作業してください。

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