鬼キャン&極低車高はどこでカスタムされている?その正体とDIY事情を解説

カスタマイズ

街中で見かける極端にキャンバー角(タイヤの傾き)がついた車や、地面すれすれの超低車高の車。これらは通称「鬼キャン」「シャコタン」などと呼ばれ、一部の若者を中心にカスタム文化として根付いています。今回はこれらのカスタムはどこで行われているのか、どれほどの費用がかかるのか、個人でも実現できるのかなどを詳しく解説します。

鬼キャン・シャコタンとは?基本のカスタム知識

鬼キャンとは「鬼のようにキャンバー角をつけた車」の略語で、通常よりもタイヤが大きく内側や外側に傾いています。これによりド派手な見た目を実現する一方、タイヤの偏摩耗や操縦性の悪化などデメリットも多いです。

シャコタン(車高短)は車高を極端に落としたカスタムで、見た目の迫力や低重心感が特徴。ただし、バンプ時にフェンダーへ干渉したり、スピードバンプで腹を打ったりと日常使用には注意が必要です。

どこでカスタムしている?専門ショップとDIYの実態

これらのカスタムは一部のカスタム専門ショップや、自動車整備工場の一部で依頼できます。特に、326POWERLIBERTY WALKなど、シャコタン文化に特化したメーカーやショップが有名です。

また、個人でDIYしているケースも多くあります。ヤフオクやメルカリ、楽天などで安価な車高調やキャンバーボルトを購入し、ガレージや駐車場でジャッキを使って装着する例も多いです。コストを抑える目的でDIYを選ぶ若者も増えています。

カスタム費用はどれくらい?パーツ代と工賃の目安

  • 車高調(全長調整式):3万円〜15万円
  • キャンバーボルト:2,000円〜5,000円
  • アーム類(ピロアッパー等):2万円〜10万円
  • 取り付け工賃:1万〜3万円前後(部位や店による)

合計で10万〜20万円程度が相場ですが、DIYであればパーツ代のみで済ませることも可能です。ただし、アライメント調整などは専門機器が必要なため、ショップでの作業を推奨します。

DIYは簡単?注意点とリスクも押さえよう

ジャッキアップ・サスペンション交換・アーム取り外しといった作業は基本的な工具と知識があれば可能です。YouTubeなどに「鬼キャンDIY」動画も多く、参考にできます。

ただし、適切なトー調整を行わず走行すると事故リスクが増し、違法改造と判断される可能性もあります。最低地上高や灯火類の高さ基準もあるため、構造変更なしで公道走行が難しくなるケースも。

若者中心の文化?その背景とスタイル傾向

鬼キャン・シャコタンは独自のカースタイルを表現する一つのカルチャーです。特に「ドリ車」や「VIPカー」といったジャンルで好まれ、アリスト・クラウン・シルビア系などでよく見られます。

多くのユーザーが低価格な中古車をベースにカスタムしており、「車体+パーツ」で合計50万以内に抑えている例もあります。だからこそ、見た目の割に“高級車”っぽく見えないという印象になることもあります。

まとめ:鬼キャン・極低車高はDIYでも可能。ただしリスク管理は重要

鬼キャンや極端な車高のカスタムは、DIYでも実現可能で、特に若者を中心に独自のファッションとして楽しまれています。パーツはネットで入手でき、工具と知識があれば自宅での作業も可能です。

しかし、安全性や法規制の観点からはリスクもあるため、ショップとの併用や合法範囲でのカスタムをおすすめします。見た目も大事ですが、安全と公道での信頼性を忘れずに楽しみましょう。

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