YOKOHAMA ADVANの人気ホイール「TC-4」は、軽量かつ高剛性な設計で多くのカスタムユーザーに支持されています。しかし、サイズによって異なるフェイスデザイン(リム形状)を採用しているため、前後で異なるサイズを選ぶ場合は注意が必要です。特にGTRデザインとSTD(スタンダード)デザインの違いは、見た目の統一感に大きく影響するため、失敗しないホイール選びにはその知識が不可欠です。
TC-4のフェイスデザインはサイズごとに異なる
ADVAN TC-4は、リム幅やインセット(オフセット)によってフェイス形状が変化します。例えば、8.5Jのサイズではフェイスデザインが「STD」だったものが、9.5Jや10.5Jになると「GTRデザイン」や「スーパーGTRデザイン」になることがあります。
この違いは単なる立体感の差ではなく、ディープコンケイブの度合いやスポークの反り具合にも影響します。そのため、前後でサイズを変えると「デザインがチグハグ」に見える可能性があるのです。
GTRデザインとSTDデザインの見た目の違い
STDデザインは比較的フラットなフェイスで、落ち着いた印象です。一方、GTRやスーパーGTRフェイスは深いコンケイブ形状でスポーティな雰囲気を強調します。
そのため、フロントにSTDフェイス、リアにGTRフェイスという組み合わせにすると、リアだけ「やたらカッコいい」もしくは「やたら迫力がある」という見え方になってしまい、全体のバランスが崩れると感じる人も少なくありません。
前後異径で揃えるための実践的なポイント
前後異径で装着を考えている場合、まずは各サイズのフェイス設定をYOKOHAMA公式サイトやカタログで確認しましょう。同じホイールシリーズでも、インセットやリム幅でフェイスデザインが大きく変わるため、慎重に選ぶ必要があります。
特に、9.0Jと9.5Jのように近いサイズでも、STDとGTRに分かれることがあるため、「両方ともGTRフェイスで揃える」といった基準で選定するのが良いでしょう。
実際のユーザー事例に学ぶ
ある86オーナーは、前後で8.5Jと9.5Jを装着した結果、フロントがSTD、リアがGTRとなり、リアの張り出し感が際立ってしまいました。気になって結局、前後ともにGTRフェイスで揃え直したとのこと。
また、他のユーザーは「リアの迫力が増すからあえてフェイスを変えている」というケースも。これは好みの問題ですが、意図せずチグハグな印象になってしまうのは避けたいところです。
まとめ:フェイスの違いは見た目の印象を左右する大事な要素
ADVAN TC-4をはじめ、最近のスポーツホイールはサイズによってフェイスデザインが異なることが多く、見た目にこだわるなら統一感は非常に重要です。前後異径での装着を考えている方は、リム幅やインセットだけでなく、フェイスデザインの一致も必ず確認しましょう。公式カタログやショップの知識を活用し、後悔のないカスタムを楽しんでください。
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