引っ越し＆ローン完済後の車検証・住所変更・車庫証明の手続き完全ガイド

車のローンが終わり、さらに引っ越しが重なると、車に関する各種手続きが一気に必要になります。「何をいつやればいいのか？」と悩む方は多いですが、正しい順番で行えばスムーズに進められます。この記事では、車検証の名義変更や住所変更、車庫証明などの優先順位を整理してわかりやすく解説します。

まずは車の所有者変更（名義変更）から

車のローン完済により、所有者がディーラーやローン会社からご自身に変わります。所有権解除とも呼ばれ、完了しないと住所変更など他の手続きが進められません。

所有者変更は、車検証の「所有者」の欄が自分の名前になるように運輸支局で手続きを行います。必要書類には、完済証明書・譲渡証明書・印鑑証明などがあります。

同市町村内の引っ越しでも、住所が変われば車庫証明も再取得が必要です。普通車の場合、車庫証明がなければ車検証の住所変更はできません。

新しい住所で駐車場を借りている場合は、賃貸契約書のコピーなども必要です。発行には数日かかるため、早めに警察署に申請しましょう。

車庫証明が取得できたら、次は車検証の住所変更です。運輸支局や軽自動車検査協会にて申請します。

このとき、車庫証明の交付日から1か月以内に手続きを行う必要があるため注意が必要です。必要書類には新住所の住民票・車庫証明書・印鑑などがあります。

手間と時間をかけたくない場合は、ディーラーや行政書士に代行してもらうのもおすすめです。代行費用は1〜3万円前後が目安です。

一方、自力で行えば費用は抑えられます。インターネットで事前に書類を確認し、必要に応じて予約を取っておけばスムーズに進められます。

この順序を守れば、トラブルなく一連の手続きを完了できます。

Aさんは5月にローン完済、6月に市内で引っ越しをしました。6月上旬に車庫証明を取得し、その翌週に車検証の住所変更を実施。所有者変更はローン会社から譲渡証を受け取り、自分で運輸支局に出向いて変更しました。

「事前に順序を調べていたおかげで、2週間ほどで全ての手続きが終わりました」と語っています。

車の手続きは複雑そうに見えますが、やるべき順番を把握すればスムーズに対応できます。特に所有者変更と車庫証明のタイミングには注意し、余裕を持って行動しましょう。

「わからないことがあればディーラーや行政書士に相談する」という選択肢もあるので、無理なく進めていきましょう。