車内でスマートフォンやタブレットを充電する際に欠かせないのがシガーソケット用のUSBカー充電器。その中でも価格が手頃でAmazonなどでも人気のある「リョクエン(Ryokuen)」のカー充電器について、性能や信頼性を中心に解説します。
リョクエンのカー充電器とは?
リョクエン(Ryokuen)は中国系メーカーが展開するカーアクセサリーブランドのひとつで、Amazonや楽天市場を中心に多数の充電器を販売しています。特長としては、安価ながらも高出力(例:36W、Quick Charge 3.0対応など)をうたう製品が多く、コストパフォーマンスを重視するユーザーから一定の支持を得ています。
外観はシンプルながら、アルミボディ採用やコンパクト設計など、使い勝手に配慮されたモデルも存在します。
実際の使用感と充電性能
Ryokuen製品の中にはUSB-AとUSB-Cの両方に対応したモデルや、PD(Power Delivery)18W出力対応の機種もあります。これにより、iPhoneの急速充電やタブレットの安定した充電にも対応できるとされています。
実際に購入者のレビューでは、「iPhoneを30分で50%近くまで充電できた」、「発熱が少なく安心して使える」といった評価が見られます。ただし、同時充電時にやや出力が不安定になるケースや、車種によってフィット感に差があるとの指摘もあります。
安全面はどうか?過電流保護などの仕様
Ryokuenの製品には、多くの場合「過電流保護」「過熱保護」「短絡保護」といった基本的な安全機能が搭載されています。USB充電器では非常に重要なポイントであり、これがないとスマートフォン本体の故障にもつながりかねません。
とはいえ、PSEマークの有無やメーカーとしての保証体制などは大手ブランドと比べてやや不透明な部分もあるため、長期利用や高負荷での使用にはやや注意が必要です。
他ブランドとの比較と選び方のポイント
AnkerやBelkin、AUKEYなどの大手ブランドと比較すると、Ryokuenの製品は価格面では圧倒的に安く、手軽に試せる点が魅力です。しかし、信頼性や耐久性、アフターサービスの面ではやや劣る部分も否めません。
たとえば、車中泊や長距離移動などで安定した充電が必須な場面では、多少高価でも大手ブランドを選ぶ方が安心です。一方で、「セカンドカー用」や「とりあえず1個必要」という用途であれば十分に満足できる性能とも言えるでしょう。
実例レビュー:Ryokuen 36W 2ポート充電器を試してみた
筆者が実際に使用した「Ryokuen 36W QC3.0対応モデル」は、USB-A×2の構成で、AndroidスマホとモバイルWi-Fiを同時に充電しても発熱は少なく、車内で安定した出力が得られました。
ただし、USB-C非対応であることや、暗所でインジケーターランプがやや明るすぎるなどの細かい不満点もありました。使用頻度や用途に応じた製品選びがカギとなります。
まとめ:Ryokuenのカー充電器は「コスパ重視派」に最適な選択肢
Ryokuen(リョクエン)のカー充電器は、基本性能をしっかり備えつつ、価格を抑えた実用的な製品です。USB-CやPD対応などの仕様を選べば、スマホやタブレットを快適に充電可能です。
ただし、安全性や耐久性を最優先するなら、信頼できる大手メーカー製との比較検討もおすすめです。シーンに応じた選択で、快適なカーライフを実現しましょう。
コメント