原付バイクに乗り始めたばかりの方にとって、交通違反や点数制度は不安要素のひとつです。特に初心運転者期間中は、少しの違反でも大きなペナルティに繋がることがあります。この記事では、原付初心者が知っておくべき点数制度や、免停となる条件についてわかりやすく解説します。
初心運転者期間とは?
日本の道路交通法では、免許取得後1年間を「初心運転者期間」と定めています。この期間は原付を含むすべての運転免許に該当し、特別な制度が設けられています。
初心運転者期間中に一定以上の違反点数が累積した場合、「初心運転者講習」の受講が義務付けられ、場合によっては免許の取消しや再試験の対象になります。
初心運転者が免停になる点数ライン
免許を取得して1年未満の初心運転者が交通違反などで累積3点以上の違反をすると、公安委員会から通知が届き、「初心運転者講習」を受講するよう求められます。
さらに、以下の条件に当てはまると免許停止(免停)になる可能性があります。
- 1回の違反で6点以上
- 過去3年間の累積点数が6点以上
- 再違反により累積点数が9点以上
つまり、初心運転者期間中でも、1回の重大違反で即免停になるケースもあるのです。
よくある違反とその点数
原付初心者がやってしまいがちな違反と、それに対応する点数の一例を紹介します。
違反内容 | 点数 |
---|---|
スピード違反(30km/h未満超過) | 3点 |
一時停止違反 | 2点 |
信号無視 | 2点 |
通行区分違反(歩道走行など) | 1点 |
無灯火 | 1点 |
たった1つの軽微な違反でも、すぐに講習対象となることがわかります。
初心運転者講習とは?
初心運転者期間中に3点以上の違反があった場合、公安委員会から「初心運転者講習」の通知が届きます。この講習に参加すれば、すぐに免許が取り消されることはありません。
しかし、通知を無視したり、講習を受けなかった場合は再試験(学科・技能)を受ける必要があり、それに不合格だと免許が取り消される可能性もあります。
原付初心者が安全運転のために心がけること
初心者期間を安全に乗り切るためには、以下のポイントを意識しましょう。
- スピードは控えめに、法定速度を守る
- 信号や一時停止の標識に確実に従う
- 右折・左折時は必ず目視確認と合図を
- 交通量が多い時間帯や夜間の運転を避ける
- 点検とヘルメットの正しい装着も忘れずに
自分だけでなく、周囲の安全にも気を配ることが重要です。
まとめ:初心者期間は慎重に、安全第一で
原付初心者の期間中は、わずか3点で講習通知、重大な違反で免停のリスクがあります。知らず知らずのうちに違反を重ねてしまうケースも多いため、交通ルールの確認と慎重な運転が欠かせません。講習や再試験を回避するためにも、初心者期間の1年間は特に意識を高く持ち、安全第一で走行しましょう。
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