新車購入後に気づく意外な点として「ドア内側が汚れやすい」という声が多く挙がるのがホンダ・ヴェゼルです。特に水たまりを走行した後に、ドア下部が濡れたり泥汚れがついたりする現象は、所有者として気になるもの。本記事ではその原因と、防錆の観点からの対応策を詳しく解説します。
ヴェゼルのドア内側が汚れる理由とは?
ヴェゼルのようなSUVは地上高が高く、フェンダー周りの構造が比較的オープンになっています。そのため、タイヤが跳ね上げた水や泥が車体下部やドア内側に届きやすい傾向があります。
特にドア下の内側は、車の構造上“水や泥が溜まりやすい”ゾーンで、排水穴(ウォータードレン)を備えてはいるものの、完全に汚れを防げるわけではありません。
この汚れが長期間続くと錆びるのか?
結論から言えば、適切に洗車やケアをしていればすぐに錆びることはありません。しかし、ドア下部の金属部分に泥や水分が長期間残ることで、徐々に腐食が進行するリスクはゼロではありません。
特に冬場に融雪剤(塩化カルシウム)が道路に撒かれている地域では、放置すると塩害による錆びが進行しやすくなります。年数を重ねると保証対象外の腐食にもなり得ます。
メーカー保証とディーラーの対応について
ホンダ車は通常、新車登録から3年間の一般保証、5年間の錆穴保証(防錆保証)があります。ただし、これには「定期的な洗車とメンテナンスを行っていること」が前提です。
つまり、ディーラー側が「車の特性」と説明した場合でも、オーナーのメンテナンス義務も求められるため、防錆対策を自ら講じておくことが重要です。
おすすめの防錆・防汚対策
- 防錆スプレーの施工:シャーシやドア下部に使える防錆剤を定期的に噴霧。
- マッドガード(泥除け)を装着:タイヤからの跳ね上げを軽減する効果が大。
- 月1〜2回の洗車とドア内側の拭き取り:泥や水分が残らないようにする。
また、ボディーコーティングを施工することで、泥汚れが付きにくくなり清掃も楽になります。
実際のオーナーの声と対策例
ネット上でも「ドア下が濡れて心配」「防錆剤を塗ってもらった」という口コミは多く見られます。例えば北海道在住のオーナーは、納車直後にディーラーでシャーシコートを施工し、マッドガードも同時に装着。以降、錆の発生はなしとのこと。
一方、南関東のオーナーは洗車後にドア下の乾拭きを徹底し、ホームセンターで購入した防錆スプレーを月1で使用。これも非常に効果的です。
まとめ:ヴェゼルのドア内側汚れは構造上の問題、早めの対策で錆を防ごう
ヴェゼルのドア内側が水たまりで汚れやすいのは構造上の特性によるものですが、それに伴う錆のリスクは日々の対策で十分抑えられます。特に新車のうちからマッドガードの装着、防錆スプレーの使用、こまめな清掃を意識することで、長く美しい状態を保てるでしょう。
大切な愛車を守るため、ぜひ早めの対応をおすすめします。
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