カーシェア利用時の保険はどうする?安心して乗るための補償と選び方を徹底解説

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カーシェアリングは便利で経済的な移動手段として人気を集めていますが、万が一の事故に備える保険の知識も欠かせません。この記事では、カーシェアを利用する際の保険の仕組みや補償内容、追加で検討すべき保険について詳しく解説します。

カーシェアには基本的な保険が付いている

大手カーシェアサービス(タイムズカー・カレコ・オリックスなど)は、利用料金に自動車保険(任意保険)が含まれており、万一の事故に対して一定の補償が受けられます。多くの場合、以下のような補償が標準で付帯しています。

  • 対人賠償:無制限
  • 対物賠償:無制限(免責あり)
  • 車両補償:時価額(免責あり)
  • 人身傷害:最大3,000万円程度

ただし、「免責金額」がある点に注意が必要です。これは事故を起こした際に自己負担となる金額で、対物事故では5万円、車両補償では5万円などが一般的です。

免責補償制度(CDW)への加入がおすすめ

免責金額をゼロにする「免責補償制度(Collision Damage Waiver:CDW)」の利用をおすすめします。タイムズカーでは1回の利用ごとに330円(税込)、カレコでは440円~といった追加料金で加入可能です。

この制度に加入しておけば、事故時の免責金額負担が不要になり、特に初心者や長距離利用の方には安心感があります。

NOC(ノンオペレーションチャージ)にも注意

事故を起こして車両が使用できなくなった場合、修理期間中の休業補償として「ノンオペレーションチャージ(NOC)」が発生します。多くのカーシェア会社では。

  • 自走可能な場合:20,000円
  • 自走不可能な場合:50,000円

CDWではNOCは免除されないことが多いため、別途「NOC補償プラン」に加入できるサービスも存在します(カレコなど)。

カーシェア利用者が自分で入れる保険

カーシェア利用中は基本的にサービス側の保険でカバーされますが、以下のような補完的保険を検討してもよいでしょう。

  • 個人賠償責任保険(火災保険や自転車保険に付帯可能)
  • 自動車運転者保険(保険会社によっては、レンタカー・カーシェアも補償対象)
  • ドライバー保険(自分名義の車がない方向け)

これらは家族構成や利用頻度によって判断しましょう。

各サービスの保険比較のポイント

カーシェア会社 保険内容 CDW料金 NOC補償
タイムズカー 任意保険+人身傷害 330円/回 別途オプションなし
カレコ 任意保険+人身傷害 440円/回~ あり(330円/回)
オリックス 任意保険+人身傷害 550円/回 補償オプションあり

まとめ:安心してカーシェアを使うために保険内容は必ずチェック

カーシェアを利用する際には、まず「サービスに標準付帯している保険内容」を確認し、必要に応じて「免責補償」や「NOC補償」を付けるのがポイントです。また、高頻度で利用する場合は、自分自身で加入できる任意保険の活用も視野に入れるとよいでしょう。

安全かつ安心なカーシェアライフを送るために、ぜひ保険についてもしっかり理解しておきましょう。

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