新型車に乗り換えた直後、「こんな音、前の車にはなかった」と感じることはよくあります。2023年式カローラにおいても、ワイパー作動時に「ウイーン、ウイーン」という音が気になるという声が聞かれます。果たしてこれは正常な音なのか?それとも異常のサインなのか?この記事では、カローラのワイパー作動音について考えられる原因と対処法をわかりやすく解説します。
ワイパーモーターの作動音は「仕様」の可能性が高い
まず結論から言えば、多くのディーラーではこの「ウイーン音」はモーター作動音であり異常ではないと説明しています。近年の車両ではワイパーの制御が電子制御化されており、動作トルクの変化や作動開始時の応答性を高めるために、音がより明確に聞こえる傾向があります。
特に静粛性の高い車内設計が進んだことで、ワイパー作動音やモーター音がより目立つようになったのも一因です。以前のプリウスで気にならなかったのは、車両ごとの構造差や遮音設計の違いによるものです。
異音の原因になり得る他の可能性とは?
とはいえ、「ウイーン音」が明らかに大きくなったり、振動を伴う場合は注意が必要です。以下のような原因も考えられます。
- ワイパーアームの締め付け不良:アームが緩んでいると可動部から異音が出ることがあります。
- ワイパーリンクの摩耗:ジョイント部にガタつきがあると作動時に軋み音や振動が発生することも。
- ワイパーブレードの劣化:ゴムが硬化しているとビビリ音や引っ掛かり音につながります。
このような場合は点検が必要です。保証期間内であれば、ディーラーでの無償点検も対応可能です。
他のオーナーの声:同様の音は出ているのか?
自動車系フォーラムやSNSを調べると、「2022〜2023年式カローラに乗っていてワイパー作動音が気になる」という書き込みが複数確認されています。特に雨量の少ない状況や間欠作動時に「ウイーン」という音が目立つといった共通点があります。
これは、トヨタ車に共通する制御プログラムやモーター仕様の影響とも言われており、同車種ユーザー全体である程度の発生率があると考えられます。
異音が気になる場合の対処法
音の感じ方は個人差があるため、「仕様」で済まされても気になる方は多いでしょう。そのような場合は、以下のような対処が考えられます。
- 静音タイプのワイパーブレードに交換
- ワイパーモーター部に防振シートを追加(DIYやショップで対応)
- 内装の防音施工で室内への音を遮断
これらの対応は費用と効果をよく考慮して実施することが望ましく、車検非対応の部品や不適切な加工は避けるようにしてください。
まとめ:2023年式カローラのワイパー音は仕様の範囲内が多い
カローラのワイパー作動時に聞こえる「ウイーン音」は、車両の静音性や電子制御の仕様に起因する正常な作動音である可能性が高いです。とはいえ、過去の車と比べて明らかに異なる音がする場合や、不快に感じるほど大きい場合には、ワイパー周辺部品の点検や防音対策の検討が有効です。
まずはディーラーでの詳細確認を行い、必要に応じて専門ショップやワイパーブレードの交換を検討してみてください。
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