CB250TとCBR400Fのマフラーガスケットは共通なのか?パーツ選定のポイントを解説

車検、メンテナンス

愛車のメンテナンスにおいて、マフラーの脱着や交換は比較的よく行われる作業です。その際に必要になるのが「マフラーガスケット」ですが、車種ごとにサイズが異なるため注意が必要です。本記事では、ホンダの人気旧車「CB250T」と「CBR400F」におけるマフラーガスケットの互換性について詳しく解説します。

CB250TとCBR400Fのエンジン構造の違い

まず大前提として、CB250TとCBR400Fはエンジン形式や排気量が異なります。CB250Tは並列2気筒の空冷エンジン、CBR400Fは並列4気筒の水冷エンジンを搭載しており、当然ながらエキゾーストポートの形状や直径も異なります。

このため、排気口に装着するマフラーガスケットの外径・内径・厚さも基本的に共通ではありません。

それぞれの純正マフラーガスケット品番と寸法

  • CB250T:純正品番は「18291-216-000」や「18291-216-306」などが該当。外径約30mm、内径約24mm前後が一般的。
  • CBR400F:純正品番は「18291-MN5-650」などが主流。外径約34mm、内径約28mm程度のタイプが一般的です。

このように、わずかな差ですがサイズが異なるため、基本的には使い回しは推奨されません。

互換性があると誤解されやすい理由

ネット上では「CB系ならガスケットはだいたい一緒」といった情報が見受けられますが、これは誤解を招く表現です。確かに一部のモデルで互換性のあるガスケットが存在しますが、CB250TとCBR400Fではエンジン形式がまったく異なるため、適合は慎重に判断すべきです。

また、社外品では「汎用タイプ」として販売されているものもあり、見た目で判断すると誤って装着してしまうケースもあります。

マフラーガスケット選びで失敗しないためのコツ

最も確実なのは、車体番号に基づいて純正部品番号を特定し、メーカーサイトや信頼できるパーツショップで適合品を選ぶことです。[参照]ホンダ純正部品検索などのサービスを活用するのもおすすめです。

また、取り付け後に排気漏れが発生するようであれば、ガスケットのサイズ不一致が疑われますので、再確認が必要です。

実際のユーザー事例:間違ったガスケットで起きたトラブル

CBR400FにCB250T用ガスケットを流用して取り付けたユーザーが、わずか数日で排気漏れを起こしたという報告もあります。ガスケットが排気口にフィットせず、ガスが逃げてしまったため、再度正しいサイズでやり直す羽目になったとのことです。

このように、サイズがわずかに異なるだけでも密着性に大きく影響しますので、車種専用品を使うことが最も安心です。

まとめ:ガスケットは必ず車種別に確認を

CB250TとCBR400Fでは、マフラーガスケットのサイズは異なり、基本的に共用することはできません。たとえ取り付けができても、排気漏れや振動の原因となる恐れがあります。

確実なメンテナンスを行うためにも、純正品番で適合確認をしたうえで、正しい部品を選ぶことをおすすめします。

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