AT限定の普通自動車免許を取得するために教習所に通っていると、「技能の進み方が分かりにくい」「次に何をすればいいのか分からない」と戸惑う場面があるかもしれません。とくに第1段階の「みきわめ」が終わったあと、指導員から特に何も言われなかった場合、「良好なのか?不良なのか?」「このあとどうすればいいのか?」と不安になる方も多いはず。この記事では、みきわめ終了後に何も案内がなかったときの対処方法と、技能・学科の進行スケジュールについて丁寧に解説します。
みきわめとは何か?その意味と合格基準
教習所における「みきわめ」は、技能教習の各段階の最後に行われる確認項目です。第1段階の技能教習では、運転の基本操作が一定レベルに達しているかを指導員が判断します。
この「みきわめ」が「良好」と認められた場合のみ、修了検定に進むことができます。不十分な場合は「不良」となり、補習(追加教習)を経て再びみきわめを受ける必要があります。
みきわめ後に「良好」「不良」の案内がなかった場合は?
指導員が「みきわめ良好です」などと言わずに教習が終了した場合でも、多くの教習所では記録簿上で結果を登録しているため、口頭説明がなくても次のステップに進めることがあります。
ただし、そのまま何も案内がない場合、自分から受付窓口で確認することが重要です。「みきわめの結果を教えてください」と尋ねれば、受付のスタッフが進行状況を確認し、次の予約や検定への案内をしてくれます。
次のステップ:第1段階が終了したらどうなる?
第1段階で必要なのは以下の2つです。
- 技能教習(所内):10時限+みきわめ
- 学科教習:1〜10番
両方が終わっていれば、次は「効果測定(修了検定前の学科テスト)」→「修了検定」→「仮免学科試験」という流れになります。
学科の効果測定は教習所によって受験のタイミングが異なりますが、「学科1〜10番まで修了+みきわめ良好」なら、効果測定→修了検定をすぐに予約できる段階です。
技能教習の予約・進行は受付で主導されることが多い
教習所によっては、教習生側から進行状況を確認しないと、システムが止まったままになることがあります。特にみきわめ後や検定予約時は、受付窓口で「次はどうしたらいいか?」を確認するのがもっとも確実です。
また、みきわめが良好であれば、修了検定の予約が可能になりますので、日程や必要な持ち物(仮免申請書・印鑑など)を確認しておきましょう。
実例:Sさんが第1段階みきわめ後に戸惑ったケース
AT免許を取得中だったSさんは、技能教習の最後に「みきわめ」の項目を受けたものの、指導員から何の説明もなく教習が終了。次に何をすればよいのか分からず数日間予約を入れられずに困っていました。
後日受付で相談したところ、すでに「良好」の判定が記録されており、「効果測定と修了検定が予約可能です」と案内されました。Sさんはその日のうちに予約を取り、無事に修了検定を受験することができました。
まとめ:みきわめ後に何も言われなくても、受付に確認を
教習所では、技能教習の「みきわめ」が終了しても、指導員から口頭で明言されない場合があります。しかし多くは記録上で処理されているため、進行に不安があるときは必ず受付窓口で確認することが大切です。
学科・技能の進行状況をしっかり把握し、必要なステップを早めにクリアしていくことで、スムーズな免許取得につながります。迷ったら遠慮せずに「今の進行状況を教えてください」と伝えてみましょう。
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