NBロードスターの1→2速で異音がする原因と対処法まとめ|ギアのゴリ・ガリ音に悩む方へ

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NBロードスター(特に1.6L 5速MT)に乗っていて、1速から2速へシフトチェンジする際に「ゴリッ」「ガリッ」といった異音や引っかかりを感じるという声は、決して珍しくありません。特に長年愛されているモデルであるがゆえ、経年劣化やメンテナンス状態によって症状が現れやすくなる傾向があります。この記事では、NBロードスターのシフト時の異音の原因や修理対策を具体的に解説します。

シフトチェンジ時に異音が出る主な原因

1→2速へのギアチェンジで異音がする場合、主な原因は以下の通りです。

  • シンクロナイザーリング(シンクロ)の摩耗
  • ミッションオイルの劣化または不適合
  • クラッチの切れ不良
  • マウントブッシュやリンク周りの緩み

これらはいずれも部品の劣化や潤滑状態の悪化、調整不良により、ギアがスムーズに噛み合わないことで発生する現象です。

原因別の具体的な対処法と修理方法

シンクロナイザーリングの摩耗が進行している場合、根本的な対処にはミッションのオーバーホールが必要です。中古ミッションに載せ替えるケースもあります。費用は10万円〜20万円ほどが目安です。

一方で、ミッションオイルの交換だけでも症状が緩和されることがあります。NBロードスターの場合、レッドラインMT-90やカストロールの専用品など、粘度が適切なGL-4規格のオイルを使うと改善が期待できます。

クラッチやシフトリンケージの確認も重要

クラッチディスクやレリーズベアリングに摩耗があると、完全に切れずギアに無理な力がかかり異音が出ます。この場合はクラッチ一式の交換が必要となり、工賃込みで約7万円〜10万円が相場です。

また、シフトリンケージのブッシュの摩耗も「ガリッ」とした感触を引き起こす原因です。500円程度のパーツ交換で改善することもあるので、まずはここから確認するのも有効です。

体験談:実際に修理したオーナーの声

NBロードスターオーナーの一人は、1→2速で「ゴリッ」という感触があったため、まずはミッションオイルをMT-90に交換したところ症状が大幅に改善したとのことです。それでも多少の違和感が残ったため、後日クラッチオーバーホールを実施し、最終的には完全に解消されたそうです。

別の例では、リンクブッシュを社外品に交換しただけで改善したケースもありました。小さな部品が意外に大きな影響を与えることもあります。

普段の運転でできる対策

1速から2速へシフトする際に一拍置いてクラッチをゆっくり繋ぐと、シンクロへの負担を減らすことができます。特に冷間時はオイルが硬いため、丁寧な操作が重要です。

また、ダブルクラッチを活用するのも一つの手段です。少し手間ですが、特にシンクロ摩耗が進行している場合には有効です。

まとめ:異音の放置は症状の悪化に繋がる

NBロードスターの1→2速の異音は、経年車に多く見られる症状ですが、原因を特定すれば対処可能なケースがほとんどです。オイル交換や簡単な部品交換で解決することもあるため、早期に原因を見極め、必要なメンテナンスを行うことが重要です。

愛車との長い付き合いのためにも、異音には敏感になり、放置せずに小さな異変から対処していきましょう。

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