マツダCX‑8の初期型からナビをマツコネ(純正)からアルパインXF11NX2に変更したら、後部座席のフリップダウンモニターに映像が出なくなったというケースがあります。本記事ではその原因と対策を、専門的な視点と具体例で整理しながら解説します。
原因①:ナビ本体にリアモニター出力機能がない
アルパインXF11NX2はHDMI IN/OUTに対応しているものの、リアモニター用の映像出力端子は標準では搭載されていません。
HDMI IN/OUTは接続ケーブル(別売)を使用して入力も可能ですが、出力機能は仕様として非対応です。これは公式仕様でも明記されており、リアモニター映像は得られません。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
原因②:専用ケーブルや分配器が未使用
もしマツコネ時代に使用していた映像ケーブル(例えば純正AV出力)がある場合、それを再利用できることもあります。
しかしナビ交換時にケーブルが取り外されているか、端子形状が異なるため再接続できていない可能性があります。
原因③:互換性の問題や配線の未整備
CX‑8純正はマツコネから後席への映像出力を想定して設計されているケースがあります。
ナビを交換すると、その設計前提が崩れ、配線が通っていても信号出力ができないことがあります。
対策案:リア映像を復活させる方法
最も確実なのは、リア用に別途映像出力装置を導入することです。
- 市販の映像分配機やHDMI→AV変換機を介して映像信号を後席へ分配
- アルパイン純正のリアモニタ接続ケーブルがあれば再利用
- 専門のカーオーディオ業者に依頼して配線の整備やケーブル手配
実例:ケーブル再利用で復旧した事例
あるCX‑8オーナーは、元のマツコネ用AVケーブルをナビ交換後にそのまま通線していたため、同ケーブルでリアモニターが正常動作したという事例があります。
ただしケーブルの形状や端子が合わないケースもあるので、現物確認が必要です。
まとめ
まとめると、アルパインXF11NX2自体に後部座席への映像出力機能は標準搭載されていないため、映らなくなったのは仕様によるものと言えます。
復旧にはケーブルの再利用か別途出力装置、あるいは専門業者による配線整備が必要です。
まずは現車のナビ裏や既存ケーブルの有無を確認し、必要に応じて適切な機器導入や業者相談をおすすめします。
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