CB250Tはローカムなのか?逆輸入車・バブのカム構造を徹底解説

カスタマイズ

旧車人気が根強いホンダ・CB250T、通称「バブ」。この車両には、いわゆる”ローカム(ローラーカム)”かどうかの議論があります。特に海外からの逆輸入車となると、仕様に差がある場合もあり、迷うオーナーも少なくありません。この記事では、CB250Tのカム構造についての知識を中心に、ローカム・ハイカムの違いや見分け方について詳しく解説します。

ローカムとは?ハイカムとの違い

まずは用語を整理しましょう。ローカムとは「ロープロファイルカム」の略で、カム山の高さが比較的低い、つまりバルブの開きが控えめで街乗りに適した設計です。一方、ハイカムは高回転・高出力を狙ったプロファイルで、バルブのリフト量や開閉タイミングが異なります。

カムシャフトの設計によってエンジンの特性が変わるため、走行フィールに直結します。一般的に、ノーマルのCB250Tは街乗りを意識したローカムに分類されることが多いですが、年式や仕向地によって異なることがあります。

CB250Tはローカムなのか?

CB250Tは1970年代末から1980年代前半にかけて販売された空冷並列2気筒バイクで、バブという愛称で親しまれています。国内仕様のCB250Tは基本的にローカム仕様ですが、海外仕様、特にCB250NやCB250T Customなどの逆車にはハイカムに近いプロファイルのものが搭載されている場合もあります。

とくにオーストラリアなどの輸出仕様車には、日本国内モデルと異なる部品構成が採用されることがあり、エンジン特性もやや高回転寄りになるケースがあります。

ローカムかを見分けるポイント

CB250Tがローカムかどうかは、以下の方法で確認可能です。

  • カムシャフトの品番を確認する(部品カタログやサービスマニュアルを参照)
  • 実車のカム山を実測する(専用工具が必要)
  • エンジン型式を確認する(CB250T系のエンジン刻印「MC06E」など)

オーストラリア仕様のバブは一部でハイカムに換装されていたり、輸出仕様として最初から異なるチューニングがなされていることもあります。信頼できるメカニックに相談するのもひとつの手段です。

ローカム・ハイカムで何が変わる?

ローカム仕様は低速トルクが出やすく、街乗りやツーリングに適しています。一方ハイカムは中高回転域でのパワーが伸びる反面、発進や街乗りでの扱いがややシビアになる傾向があります。

そのため、自分の走行スタイルや楽しみたい領域に応じて、ローカム/ハイカムを選ぶのが重要です。カスタム派の方はハイカム化によるパワーアップも人気のチューニングです。

まとめ:CB250Tの仕様はケースバイケース

CB250Tがローカムかどうかは、製造国・年式・カムシャフトの型番によって異なる可能性があります。オーストラリア逆輸入車は国内仕様とは異なるチューニングがされていることもあるため、正確に知りたい場合はカムシャフトを実際に測定したり、品番で確認するのが確実です。

CB250Tを所有する楽しさの一つは、こうした仕様の違いを知ることでもあります。ぜひ自分の愛車の仕様を深掘りし、整備やカスタムにも活かしてみてください。

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