近年、MT(マニュアルトランスミッション)車は減少傾向にあるものの、運転の楽しさを求めるドライバーには根強い人気があります。ホンダ・シビックもその例外ではなく、特にスポーツ志向のモデルではMT仕様が用意され、魅力的な選択肢となっています。この記事では、現行シビックのMT対応グレードを中心に、その違いやおすすめポイントを詳しく解説します。
シビックのMT設定があるグレードは?
現在、日本国内でMT仕様が選べるシビックは主に次の2グレードです。
- CIVIC e:HEV(ハイブリッド):CVTのみ
- CIVIC LX:CVTのみ
- CIVIC EX:6速MT/CVT選択可能
- CIVIC TYPE R:6速MTのみ
つまり、MT仕様を求める場合は「EX」か「TYPE R」が候補になります。
走行性能で選ぶならTYPE Rが圧倒的
シビック TYPE Rは2.0L VTEC TURBOエンジンを搭載し、最高出力は330ps。まさにサーキット走行にも対応するレベルのパフォーマンスです。
6速MTはクロスレシオ設計とレブマッチング機能を備え、スポーツ走行のフィーリングも抜群。価格は約500万円と高額ですが、スポーツカーとしての完成度を考えれば妥当です。
日常使いと走りのバランスならEXがおすすめ
CIVIC EXのMT仕様は1.5Lターボエンジン(182ps)を搭載し、TYPE Rほどの過激さはないものの、日常の使い勝手と走りの楽しさを両立しています。
装備も充実しており、ホンダセンシング(安全支援機能)、LEDヘッドライト、BOSEスピーカーなど快適性も十分。価格も約350万円前後とTYPE Rよりリーズナブルです。
MTモデルを選ぶ上での注意点
MT車は燃費面ではCVTより若干劣る傾向にあります。また、最新の安全支援機能はCVT専用の制御と連携している場合もあるため、一部の機能が制限される可能性があります。
さらに、中古市場での流通量が少ないことや、下取り価格に影響する可能性もありますので、長期的なライフプランに合わせた選択が重要です。
EXとTYPE Rの比較表
項目 | CIVIC EX | CIVIC TYPE R |
---|---|---|
エンジン | 1.5L VTEC TURBO | 2.0L VTEC TURBO |
最高出力 | 182ps | 330ps |
価格帯 | 約350万円 | 約500万円 |
ミッション | 6MT/CVT | 6MTのみ |
適した用途 | 街乗り+ワインディング | 走行性能特化 |
まとめ:予算と用途に応じて最適なMTグレードを選ぼう
シビックのMT車は、TYPE RとEXという2つの選択肢があり、どちらも魅力的です。サーキット走行や本格的なスポーツ性能を求めるならTYPE R、普段使いとスポーツドライビングの両立を目指すならEXがおすすめです。
あなたのカーライフに合った1台を選んで、MTならではの運転の楽しさを存分に味わいましょう。
コメント