ヴォクシー70系をはじめとするトヨタ車において、エンジン始動時にハザードが2〜3回点滅する現象が起きることがあります。この症状は一見すると異常のように見えますが、必ずしも故障とは限りません。本記事では、原因として考えられるケースとその対応方法について詳しく解説します。
エンジン始動時にハザードが点滅する主な原因
ヴォクシー70でこのようなハザード点滅が起きる原因として、以下のような点が挙げられます。
- 純正セキュリティ機能による作動確認:ハザードの点滅は、セキュリティの解除や作動確認のサインである可能性があります。
- 社外製セキュリティやリモコンスターターの影響:後付けの機器が原因で動作していることもあります。
- バッテリー電圧の変動:寒冷時などにバッテリーが弱くなると、一時的な誤作動としてハザード点滅が起きることがあります。
純正セキュリティとの関係を確認しよう
トヨタ車の一部には、キーレス操作やイモビライザーと連動してハザードが点滅する仕組みがあります。たとえば、スマートキーでロック解除をした後にエンジンを始動した際、ハザードが点滅するのは「正常な作動確認」とされている場合があります。
この点については、車の取扱説明書や販売店に確認するのが確実です。純正機能であるならば、特別な対応は不要です。
社外品が取り付けられている場合の確認ポイント
車両に社外製のセキュリティ装置やエンジンスターターが取り付けられている場合、それらの制御がハザード点滅に関与している可能性があります。特に社外アラームシステムでは、解除時や異常検知時にハザードが点滅することがあります。
取付業者や製品の説明書を確認し、設定の見直しや動作確認を行いましょう。
バッテリーの劣化や気温による影響も無視できない
バッテリーが劣化していると、電圧の急激な変動で車載コンピューターが誤作動を起こし、ハザードを誤って点滅させる場合もあります。
特に冬場の始動直後やバッテリー交換時期に近い車両で多く見られる現象です。気になる場合は電圧測定やバッテリーチェックを行いましょう。
異常の可能性を感じたらディーラーで診断を
正常な動作かどうか自信が持てない場合、最も確実なのはディーラーや整備工場でのコンピューター診断です。エラーコードが記録されていれば、不具合の特定が可能です。
また、車検や定期点検の際に併せて相談しておくと、予防保全としても有効です。
まとめ:ハザードの点滅は必ずしも異常ではない
ヴォクシー70での始動時のハザード点滅は、純正機能の動作確認や社外機器の作動であるケースが多く、必ずしも故障を意味するものではありません。
ただし、明らかに以前とは違う挙動をしている場合や、他の不具合が併発しているようであれば、一度専門業者で点検を受けることをおすすめします。安心して愛車に乗り続けるためにも、早めの確認が大切です。
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