「軽」と「登録車」の違いとは?車の分類と呼び方の意味をわかりやすく解説

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車に関する会話でよく耳にする「軽」と「登録車」という言い方。特に中古車販売店や車好きの間では当たり前のように使われていますが、なぜこのように区別されるのでしょうか?この記事では、「軽」と「登録車」の意味や違い、使い分けについて詳しく解説します。

「軽」とは軽自動車のこと

一般的に「軽」とは「軽自動車」の略称であり、排気量が660cc以下、車体の寸法も規定内で収まる小型車のことを指します。ナンバープレートは黄色地に黒文字(営業用は黒地に黄色文字)で、税金や保険料も普通車に比べて安く設定されています。

軽自動車は正式には「軽自動車検査協会」で登録・管理されており、自動車検査証(車検証)も発行されます。つまり、「登録されていない車」では決してなく、正規の手続きを経た自動車です。

「登録車」とは普通車・小型車を指す俗称

一方で「登録車」とは、軽自動車以外の乗用車、つまり「普通自動車」や「小型自動車」を指す業界用語・俗称です。これらの車は国土交通省の運輸支局で登録され、ナンバープレートは白地に緑文字(営業用は緑地に白文字)となります。

「登録車」と呼ばれる理由は、軽自動車と違って地方運輸局での登録が必要なためです。軽自動車も「登録」はされていますが、登録場所が異なるため区別しているのです。

なぜ「登録車」という呼び方がされるのか?

業界では「軽自動車」とそれ以外を区別するために「登録車」という呼称が広く使われています。これは「軽」と「それ以外の登録を必要とする車(登録車)」という二分法で語るためで、特にディーラーや中古車販売、車検業界ではこのような呼び方が定着しています。

つまり、「登録車」とは「軽ではない車」という意味合いであり、「軽=登録されていない車」ということではありません。

車検証や登録制度の違い

軽自動車の登録は軽自動車検査協会が担当し、普通車・小型車の登録は運輸支局(国交省管轄)が行います。この違いは手続きや手数料、登録に必要な書類にも影響します。

例えば、普通車の名義変更には「印鑑証明書」が必要ですが、軽自動車は「認印」でも手続き可能など、制度設計に差があることも覚えておきましょう。

ナンバープレートから見分ける「軽」と「登録車」

ナンバープレートの色で「軽」と「登録車」はすぐに見分けがつきます。

  • 軽自動車:黄色地に黒文字(自家用)
  • 登録車:白地に緑文字(自家用)

ナンバープレートを見れば、その車が軽か登録車か一目でわかるため、業界用語としての呼び方も自然と根付いたのです。

まとめ|「軽」と「登録車」は制度上の分類に基づく呼び方

「軽=登録されていない車」ではなく、むしろ登録の管轄が違うだけでどちらも正式に登録された車です。軽自動車はコスト面で優れており、登録車は性能や積載性に強みがあります。

呼び方に惑わされず、それぞれの特徴を理解したうえで車選びに役立てていきましょう。

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