最近の車載ナビでは、従来のDVDやCD、SDカードスロットが省かれていることが一般的になってきました。特に日産オーラ ニスモなどの最新モデルでは、USBポートやHDMI端子に対応しながらも、物理メディアの直接再生はできません。では、手持ちのライブDVD映像などを車内で楽しむにはどうすればいいのでしょうか?本記事では実例を交えてわかりやすく解説します。
なぜDVDが直接再生できない?車載ナビの仕様変化
近年の純正ナビはスマート化が進み、DVD/CDドライブやSDカードスロットを非搭載とする設計が増えています。これは部品コストや省スペース化、そしてストリーミング視聴への移行を背景としています。
そのため「DVDを見る=外部機器で再生してHDMI等で出力」が現実的な選択肢になります。映像入力端子があるモデルでは、工夫次第で十分に映像鑑賞が可能です。
HDMI端子を活用してライブDVDを見る方法
HDMI端子がある車種で最も確実なのは、外部機器からの出力です。たとえばポータブルDVDプレーヤーやノートパソコンをHDMIで接続し、車のナビ画面に映す方法があります。
ライブDVDを見たい場合、以下のような機器が便利です。
- HDMI出力対応のポータブルDVDプレーヤー
- HDMI接続が可能なノートパソコン(PC上にDVD再生ソフトが必要)
- Fire TV StickやChromecast+DVDリッピング動画
注意点として、走行中の映像表示は安全上制限されているため、視聴は停車中に限定されます。
Fire TV StickでDVD映像を観る裏技的な方法
Fire TV Stickなどのストリーミング端末はHDMI入力で問題なく映ります。DVDをPCでリッピング(映像ファイルとして保存)し、その動画をUSBメモリやNAS経由でFire TV上のアプリ(VLCやX-Plore)から再生する方法もあります。
例えば、ライブDVDをMP4などに変換したファイルをUSBメモリに保存し、Fire TV Stickに接続すれば車内でもスムーズに再生できます。再生用アプリはAmazon Appstoreで無料でダウンロード可能です。
USBメモリでの再生は可能?動画形式に注意
USBポートがある場合でも、ナビが対応している動画形式に限って再生可能です。一般的には以下のフォーマットが主流です。
- MP4(H.264)
- AVI(MPEG-4)
- MOV(QuickTime)
ライブDVDを動画変換ソフト(例:HandBrake、Any Video Converterなど)で対応形式に変換し、USBに保存して接続することで再生できる可能性があります。ナビ側の対応フォーマットは取扱説明書で確認しましょう。
DVD再生を求める場合の他の選択肢
どうしてもDVDを直接見たい場合、以下のような選択肢もあります。
- モニター付きポータブルDVDプレーヤーを助手席や後部座席に設置
- リアモニターにDVD再生機能付きユニットを追加
- 社外ナビに換装(ただし保証に影響が出ることがあるため要注意)
純正ナビにこだわる場合は、HDMI入力を活用するスタイルが最もスマートです。
まとめ|DVD映像はHDMIやUSB経由で再生可能、準備次第で快適に
日産オーラなど最新の車種ではDVDを直接挿入して見ることはできませんが、HDMI端子やUSBポートを活用すれば、ライブ映像やお気に入りのコンテンツを再生することは十分可能です。DVDプレーヤーやFire TV Stick、USBメモリの活用によって、自分のスタイルに合った映像再生方法を見つけましょう。
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